ルピナス探偵団の当惑 創元推理文庫

津原泰水

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488469016
ISBN 10 : 4488469019
フォーマット
出版社
発行年月
2007年06月
日本
追加情報
:
15cm,333p

内容詳細

私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、刑事の姉から殺人事件の推理を強要される。なぜ殺人者は犯行後冷えたピザを食べたのか?その後も飄々たる博識の少年・祀島らと、青薔薇のある雪の館の密室殺人、死んだ大女優の右手消失事件に遭遇する。不合理な謎が論理的解明を経て、鮮烈な幕切れをもたらす本格ミステリ三編を収録。

【著者紹介】
津原泰水 : 1964年広島県生まれ。89年より津原やすみ名義で少女小説を多数執筆。97年、現名義で『妖都』を発表、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    高校生に犯罪の捜査で探偵させるために、姉が警察官という設定はなかなかよく考えられていました。現実にはそれでも不可能でしょうが、そこは小説です。3編目のラストには驚きました。こういう手法があったんですね。

  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと… さん

    84/100点 私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子と3人のクラスメイトが3つの難事件を解決するミステリー。思いのほか本格的な推理小説になっています。一話目が叙述形式のアリバイ崩し、二話目が雪の山荘の二重三重の密室殺人トリック、三話目が死体移動トリックと右手首切断の謎、というように本格マニアには垂涎もののテーマが目白押しの一冊です。この作品でも登場人物が全てユニークかつ魅力的で、彼らが繰り広げる会話や行動が面白く、重たくなりがちな物語をやんわりと和らげてくれています。ぜひ続編も読んでみようと思います。

  • mocha さん

    花テーマ本8冊目。初出は94年講談社ティーンズハート文庫。ルピナス学園の少女3人組と博覧強記の祀島くんが、頼りない刑事を従えて事件を解明する。少女向けのコミカルでキャラの立った作品だが、内容は本格推理もの。「冷えたピザはいかが?」「ようこそ雪の館へ」「大女優の右手」どれもよく練られたトリックと思いがけない動機が隠されている。笑える会話もどこか品が良くて、懐かしの少女漫画みたいに楽しめた。

  • ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう さん

    私立ルピナス学園高等部に通う、直観力に優れた彩子、度胸と想像力に長けたキリエ、可愛いがそれ以外特徴のないお嬢様摩耶、彩子が憧れる、知識豊富で怜悧な祠島龍彦、彩子の姉、傍若無人な巡査の不二子に、その上司の庚午。彼らが挑むのは、不完全な密室、雪に閉ざされた山荘、演劇の舞台上などで起きる事件。直感でパズルを組み立てる彩子や、頭の回転が早く奇抜な推理を披露する龍彦。摩耶のとぼけた推理や、キリエの想像力逞しい無茶な推理。どれも読んでいて楽しめた。

  • のんき さん

    ルピナス学園に通う少年少女が、謎を解きます。彩子の姉不二子や、彩子の友だちのキリエの迷推理や、妄想が笑わせてくれます。高校生の会話も面白かったです。推理小説だけど、ドロドロしてなくて、爽やかっぽかったなあ。

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人物・団体紹介

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津原泰水

小説家。1964年広島県生まれ。青山学院大学卒。1989年に少女小説家“津原やすみ”としてデビュー。1997年、“津原泰水”名義の長篇ホラーである『妖都』(早川書房)を発表。2011年の短篇集『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門第1位、収録作の「五色の舟」はSFマガジン「201

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