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ISBN 10 : 4588011448
Content Description
結婚とは何か?平等と和解の哲学。世界恐慌期から大戦期前後にかけてアメリカで撮られた7本の古典的映画―『レディ・イヴ』『或る夜の出来事』『赤ちゃん教育』『フィラデルフィア物語』『ヒズ・ガール・フライデー』『アダム氏とマダム』『新婚道中記』―がいずれも、新しい女性の創造に関わる、男女の“再婚”をめぐる喜劇だったのはなぜか?アメリカ哲学の伝統を担うカヴェルの徹底的思策が輝く映画論の名著、ついに邦訳。
目次 : 序 会話のための言葉/ 1 悪人とカモ『レディ・イヴ』/ 2 侵犯としての知識『或る夜の出来事』/ 3 コネティカットの豹『赤ちゃん教育』/ 4 重要性の重要性『フィラデルフィア物語』/ 5 幸福の偽造『ヒズ・ガール・フライデー』/ 6 結婚の法廷『アダム氏とマダム』/ 7 同じものと違うもの『新婚道中記』/ 補遺 大学における映画
【著者紹介】
スタンリー・カヴェル : 1926年、アメリカ・ジョージア州アトランタに生まれる。47年、カリフォルニア大学バークリー校で文学士号取得(音楽専攻)。61年、ハーヴァード大学で博士号取得(哲学専攻)。63年より同大学哲学部で教鞭をとる。96‐97年、アメリカ哲学会(東部支部)会長。97年よりハーヴァード大学哲学部名誉教授。2018年没。特定の「学派」に属さず、日常言語の哲学、文学と文芸批評、美学、政治学、映画とオペラ研究などで、哲学の境界と精神を広げ、生活・文化・教育が意味するもののヴィジョンを追及している
石原陽一郎 : 1962年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、立教大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(フランス文学専攻)。立教大学、共立女子大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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