幻想童話名作選 文豪怪異小品集 特別篇 平凡社ライブラリー

泉鏡花

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582769203
ISBN 10 : 4582769209
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
390p;17

内容詳細

『おばけずき』に始まる平凡社ライブラリーの夏の定番“文豪怪異小品集”シリーズの記念すべき十冊目「特別篇」は、幻想童話―文豪たちによるファンタジー名作集!泉鏡花「海戦の余波」、内田百〓「王様の背中」、宮沢賢治「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」のほかこの分野の創作に長けた名匠たちが決まって生涯に数作、あたかも示し合わせたかのように書き残した名作を厳選し、一巻に集成した、かつてないアンソロジー。

【著者紹介】
東雅夫 : 1958年、神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学文学部卒業。アンソロジスト、文芸評論家。1982年から「幻想文学」、2004年から「幽」の編集長を歴任。著書に『遠野物語と怪談の時代』(角川選書、第64回日本推理作家協会賞受賞)ほかがある。近年は児童書の監修も手がけ、活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まさ さん

    東雅夫氏のアンソロジーの中でも異色ではないか。文豪たちの童話が集まると、もうなにがなんだか、驚き、嬉々とし、悦に入る。それが次々と。谷崎潤一郎の描く人魚、三島由紀夫の描くおばあさん、芥川龍之介の犬、百閧フ桃太郎…。こう続けられると、困ります。

  • 凛風(積ん読消化中) さん

    江戸川乱歩や谷崎潤一郎、小川未明に佐藤春夫など、錚々たるメンバーによる童話アンソロジー。16作品を収める。与謝野晶子の『うなぎ婆さん』のナンセンスや三島由紀夫の処女作『大空のお婆さん』(婆さん並びはたまたまです)の童話に向かない感じにニンマリしながら読んでいると、室生犀星の『寂しい魚』の余韻の深さに絶句する。芥川龍之介の『犬と笛』は、何度も繰り返す語りがいかにも昔話な作りで、さすが芥川。どれも秀作揃いで、読んで良かった。平凡社ライブラリの本は紙質が良く、色や手触りも好き。それだけでも読書時間が楽しくなる。

  • うーぽん さん

    文豪たちによる珠玉の幻想童話集。16人の名匠が紡ぎ出す世界におぼれる。なんて贅沢なアンソロジーだろうか。美しくてあやしく、切ない作品たちに魅了される。特に好みは、夢野久作【ルルとミミ】谷崎潤一郎【人魚の嘆き】小川未明【眠い町】芥川龍之介【犬と笛】。

  • 組織液 さん

    乙女の本棚シリーズの「ルルとミミ」から、他の文豪が書いた幻想童話も気になったのでこちらも。泉鏡花「海戦の余波」、江戸川乱歩「幼虫の曲芸」、谷崎潤一郎「人魚の嘆き」が特に好みの作品でした。「幼虫の曲芸」は極論を言えば虫の生態を説明してるだけなのに、ここまで魅力的な文を書けるとは流石文豪って感じですね。

  • Moeko Matsuda さん

    どれも面白かったが、室生犀星「寂しき魚」、佐藤春夫の「おもちゃの蝙蝠」、谷崎潤一郎「人魚の嘆き」が気に入りました。あと、別格で夢野久作「ルルとミミ」。悲しくて美しい作品だったなぁ…。どの作品も面白くて、幻想童話名作選のタイトル通り、読みやすく、且つ不思議で目眩のするようなお話ばかりだった。個人的に、このシリーズにはハズレ無しですね。

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人物・団体紹介

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泉鏡花

1873(明治6)年〜1939(昭和14)年、小説家。石川県金沢市下新町出身。15歳のとき、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、17歳で師事。1893年、京都日出新聞にてデビュー作『冠彌左衛門』を連載。1894年、父が逝去したことで経済的援助がなくなり、文筆一本で生計を立てる決意をし、『予備兵

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