彼女がその名を知らない鳥たち 幻冬舎文庫

沼田まほかる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344413788
ISBN 10 : 4344413784
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
追加情報
:
16cm,389p

内容詳細

八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。衝撃の長編ミステリ。

【著者紹介】
沼田まほかる : 1948年大阪府生まれ。主婦、僧侶、会社経営などを経て、初めて書いた小説「九月が永遠に続けば」で、第五回ホラーサスペンス大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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沼田まほかる4冊目です。 まだ序盤です...

投稿日:2011/12/24 (土)

沼田まほかる4冊目です。 まだ序盤ですが、嫌な感情の動きの描写はさすがのクオリティです。 心の奥底に手を突っ込まれてぐちゃぐちゃされる感覚です。 人間の、ひいては自分の汚さをこれでもかと晒され続けます。 結構、気持ちいいです。

take-taka さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ウッディ さん

    容姿や仕草が下品で不潔な陣冶を嫌悪しながらも離れられない十和子は、過去に酷い別れ方をしたスマートな黒崎の面影を追い続けながら、一途に自分のことを想う陣冶に生活を支えてもらっていた。そんな時、黒崎と似た水島と出会い、心惹かれてゆき、同時に黒崎の失踪を知る。陣冶、十和子いずれにも生理的、感情的な嫌悪しか湧かず重苦しく進んでゆくストーリーに気持ちは落ち込みましたが、この世界観にどっぷりはまってしまいました。これを「愛」というなら、自分は本当の「愛」をまだ知らない。深い底なし沼にいるような不思議な読後感でした。

  • 遥かなる想い さん

    沼田まほかるの本は2冊目だが、怖い本を書く小説家だと思った。男女の心の闇のようなものを女性の眼からむごく描ききる。とわ子という女性の黒崎への想い、惑い、怨念のようなものを感情を込めて書くだけに読者は事実を忘れ、著者の術中にはまっていく感じ。老人の国枝・やさ男の黒崎・水島など陣治を除く男性への 描写は厳しい。

  • 三代目 びあだいまおう さん

    結論、なる程凄い小説です!私は元来、人を好き嫌いで括ることをしない。人の言動に対してムカついたり嫌悪することはありますが、それはその人の単なる一部だから人物そのものを嫌悪することが殆んどない。そんな私が本作を貫く一人称の語り手十和子を嫌悪した!気持ち悪くてイラついて、何度頁を閉じようかと。現実の人を嫌いになれない理由、それは本人の内面の奥底が解らないから。本作は、一人称十和子の内面の心のねじれ、心の歪みで終始する。心が醜い!嫌い!気持ち悪い!でも流石まほかる先生!印象を覆す予想外の結末は見事の一言‼️🙇

  • つーこ さん

    なんだこれは。なんなんだ、この感情は。ザワザワと心が揺れている。この本には良い人が出て来なくて読むのが辛かったのに、ページをめくる手が止まらなかった。ザワザワ心が乱される。十和子はバカだ。陣治もバカだ。自分では争いようのない感情に溺れ、地に足がつかずふわふわと浮遊している。もがいても前に進めず同じ所をグルグルと回るだけ。惨めでイタくて醜い彼女たち。なのにどうしてこんなに心のザワザワがおさまらないんだろう。

  • hit4papa さん

    虫唾が走るような嫌悪感に苛まれながら男に依存せざるを得ない女性を描いた作品。女性の中でくすぶる嫌いな男性の描写が、戦慄をおぼえるくらいに凄味があります。沸騰していく憎悪の描写にうんざりさせられますが、ここは著者の力量ゆえなのでしょうね。品性下劣な男の描写も絶妙です。

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人物・団体紹介

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沼田まほかる

1948年大阪府生まれ。主婦、僧侶、会社経営などを経て、2004年に『九月が永遠に続けば』で、第5回ホラーサスペンス大賞を受賞し、デビュー。’12年には、『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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