後日の話 文春文庫

河野多恵子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167144029
ISBN 10 : 4167144026
フォーマット
出版社
発行年月
2002年02月
日本
追加情報
:
16cm,300p

内容詳細

舞台は17世紀イタリア、トスカーナの小都市。思わぬことで殺人犯となったジャコモは、斬首刑に処せられる直前、面会に来た若妻エレナの鼻を食いちぎった!遺された妻が送ったその後の人生とは?地中海に面した町で繰り広げられる、この上もなく美しくグロテスクで恐ろしい物語。

【著者紹介】
河野多恵子 : 大正15(1926)年生まれ。大阪府女専(現大阪女子大)卒業。昭和38年、「蟹」で芥川賞を卒業。「不意の声」(読売文学賞小説賞)、「一年の牧歌」(谷崎潤一郎賞)、「みいら採り猟奇譚」(野間文芸賞)、「後日の話」(伊藤整文学賞・毎日芸術賞)、「秘事」、「半所有者」など多数の小説の他、「谷崎文学と肯定の欲望」(読売文学賞評論・伝記賞)などの評論作品もある。現在、ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ・ラメーテ さん

    殺人罪で処刑される直前、夫に鼻を嚙み切られた美しい妻のその後の人生。イタリアを舞台にした少し変わった愛の物語。といってもドロドロとはしておらず、どちらかというと物語は淡々と進んでゆく。以前、『半所有者』を読んだことがあるだけで河野多恵子さん2作目。こういう風変わりな愛を描くことの多い人なのだろうか。

  • tomo*tin さん

    またしても究極に出会ってしまった。十七世紀のトスカーナ、思いもかけぬ出来事から処刑されることになった夫に、鼻を噛み切られた妻の話である。そんなエキセントリックな出来事とは裏腹に端正な文章はどこまでも品があり過度な熱は感じられない。むしろ静かに冷めている。そのことが更に奇妙さを呼ぶ。私は妻の少女の様な潔さと、幾層にも堆く積み重ねられてゆく恋情に翻弄され、これは究極だな、と再度思う。人の内側と物語の内側。隠されているものほど恐ろしく、強烈な余韻を残す。

  • Yuki Ban さん

    なんだろう。とても強い印象を受けた作品なのに自分の言葉で表せない。本文を拝借する。「世間は浅墓で、無責任で、愚かで、残酷で、それ故に非常な力を持っているでしょう。どんなに強い愛だって、世間は押し潰してしまうこともあるのです。しかし、人間はまた、そういう世間から滋養をもらっているからこそ、生きてゆけるんですよ。p254」と求婚するニーノを、「時と場合では、少し変っている人というのは有難い。下手に気を遣われて互いに具合のわるい思いをすることもなく、何も彼も飛び越すp136」エレナは断り、邢台での断首を望む。

  • 奏市 さん

    川上弘美さんの書評の本を読み気になった一冊。タイトル通り事件のその後特に終盤に怒涛のように心揺さぶられた。イタリア男は今も昔も女が大事なんだとよくわかる話。鼻を噛みちぎる程!カトリーヌ・ドヌーヴの名言「イタリアの男は2つのことしか考えていないわ。1つはスパゲティーのことね」(もう一つは言わずもがな)「ジャコモがナイフを揮ったことには、彼女には何の罪もないのだ。しかし、人智を越えた罪が彼女にあって、ジャコモは彼女のその罪と無縁であり得なかったのではあるまいか」そう思えるナルディ氏、キリスト教とはすごい。

  • Nami さん

    両親、兄弟、義父母たちの主人公を思いやる感じがとても出てて、悲しい話なのに読んでて辛くなかった。主人公の思考は自分の想像の域を超えていて、理解することはできなかった。

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人物・団体紹介

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河野多恵子

1926年(大正15年)4月30日‐2015年(平成27年)1月29日、享年88。大阪府出身。1963年『蟹』で第49回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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