李登輝秘録

河崎眞澄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784819113885
ISBN 10 : 4819113887
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
309p;20

内容詳細

正々堂々、中国共産党と渡り合った男。

目次 : 第1章 虚々実々の中台両岸関係/ 第2章 日本統治下に生まれて/ 第3章 大東亜戦争と台湾/ 第4章 政治弾圧時代の苦悩/ 第5章 〓経国学校の卒業生/ 第6章 薄氷を踏む新任総統/ 第7章 静かなる民主革命/ 第8章 日本よ、台湾よ

【著者紹介】
河崎眞澄 : 産経新聞論説委員兼編集局外信部編集委員。1959年、東京都練馬区生まれ。日本大学藝術学部放送学科を卒業し1987年に入社。1995〜96年にシンガポール国立大学華語研究センターに産経新聞社から派遣留学。経済部記者、外信部記者などを経て2002〜06年に台北支局長、2008〜18年に上海支局長。2015年から論説委員を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    20年前、李登輝氏の「台湾の主張」を読んで心が震えたのを思い出す。武士道的な精神の美しさもさることながら、世界観の大きさ、そして何より彼の日本語の美しさに感動した。文章が人格を体現するということを思い知らされた一冊だった。本書は、その李登輝氏の生涯の足跡を綴る秘録。台湾の真の民主化を実現するために、対立する勢力を篭絡してゆく強かで現実的な政治家の姿が描かれる。新渡戸稲造、後藤新平、西田幾多郎、八田與一、司馬遼太郎、キリスト教…この人に影響したキーワードを数え上げるだけで、この人物の素晴らしさが実感できる。

  • R さん

    台湾現代史をなぞることと同意の本でした。李登輝という人物の政治を俯瞰する内容でもあるし、その人自身を見る内容でもあってすごく読み応えがあった。蒋経国との関係もよく出てきて、正直そのあたりは歴史上の出来事といったくらいの感覚だけど、ついこの間といっても差し支えない頃だと思うと考えるところが多い。台湾苦難の時代であった、白色テロや、二二八事件の様子が生々しくも恐ろしい。日本との関係も出てくるが、李登輝という人がすごかったということでしかないと、その人がたまたま利用したのが日本であっただけだと思うところ。

  • Y2K☮ さん

    この人がいなかったら台湾も今の香港みたいになっていたかも。建前と本音を使い分けつつ既成事実を積み重ね、穏便なやり方でさりげなく大陸の色を削ぐ。中国のやり方を批判する裏では話し合いのできるチャンネルと機密情報の確保を怠らない。中国が民主化したら統一の話をしましょうのロジックや国連がダメなら国際機関を突破口にという発想も秀逸。国のトップとして史上最高のひとりだと思う。本省人である彼を抜擢し、野党の立ち上げを命じて民主化の礎を築いた蒋経国の功績も覚えておく。公のために清濁併せ呑める気概が日本の政治家にも欲しい。

  • ミナ さん

    理想の日本人像でもある李登輝氏。彼のような人が日本にいたら、台湾に対して、また李登輝氏に対しても恥ずかしくなかっただろうに。 苦労は多かっただろうが、彼の背中を見て育った人々が次代の台湾を担っている。コロナもいち早く抑え込んだ台湾の未来は明るいだろう。

  • ジュンジュン さん

    蒋経国が敷いた自由化の道を引き継ぎ、民主化まで推し進めた李登輝。新聞連載をまとめたものだけに、重複もあるし話も前後するが、これで生涯を追いかけられる。今後中台関係がどうなろうとも、ずっと語り継がれるであろうその業績。李登輝は死すとも、民主化を成し遂げた台湾は永久に不滅だ。

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河崎眞澄

東京国際大学国際関係学部教授。1959年東京都練馬区生まれ。日本大学藝術学部放送学科卒。1987年産経新聞入社。1995〜1996年にシンガポール国立大学華語研究センターに派遣留学。経済部記者、外信部記者などを経て2002〜2006年に台北支局長、2008〜2018年に上海支局長。2015年から論説

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