なるほどの対話

河合隼雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140053768
ISBN 10 : 4140053763
フォーマット
出版社
発行年月
2002年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,294p

内容詳細

臨床心理学者と小説家…。ひとの心を扱う2人が、互いの仕事への思いから、言葉の重要性、日本社会の功罪までを幅広く語り合う。やわらかい言葉、ユーモアと慈愛に包まれた至言の数々。心にしみこむ対話集。

【著者紹介】
河合隼雄 : 1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者・心理療法家。京都大学理学部数学科卒業。京都大学教育学博士。京都大学名誉教授。59年フルブライト留学生として渡米。その後、チューリッヒのユング研究所で学び、日本人初のユング派精神分析家の資格を獲得。心理学をはじめ、日本の古典文学や教育・社会問題など幅広い分野に提言・著作活動を行なっている。『河合隼雄著作集』をはじめ、著書多数。2002年文化庁長官就任

吉本ばなな : 1964年東京都生まれ。作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞受賞。『TUGUMI』(山本周五郎賞)『アムリタ』(紫式部文学賞)『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よこたん さん

    “(吉本)本って、やっぱりひとつの覚悟がないと読みはじめられない。でも、活字じゃないと癒やされないことが絶対にある。” しんどいんだけど、読み返したくなる本ってあるなあ。再読。河合先生と小川洋子さんのキャッチボール(対談)が双方立ったままであるのに対して、ばななさんとでは、河合先生は座ってフカフカのミットを構えどんな球でもどっしりと受けとめる印象だった。「ただ、聞く」ということの難しさ。つい、話の腰を折っていらんことを言ってしまう我が身を省みる。そして、やっぱり巻末の、ばななさんの言葉に、もう涙涙。

  • あちゃくん さん

    河合さんとばななさんの慈しみ深く、なるほどと頷くことの多い対話。「そんなに能率よくするのが好きやったら、能率よく死ねと。うろちょろするのが好きだから生きてるわけでしょ。」「ふたつよいこと さてないものよ」「「治る」っていうときは、反対の力が大きくはたらくのが本当だから、すっごい気持よくて、ただ心地よくて治っちゃうということは絶対にない。」派手さはないけれど、自分が生きていくということを肯定し、下支えしてくれる言葉に出会えて良かったです。

  • ムーミン2号 さん

    河合隼雄、吉本ばななの二人の対談は、かれこれ17年くらい前のものだが、今の世相にも「なるほど」と当てはまるものがいっぱい詰め込まれている。若者のこと、そして親たちのこと、今の教育、さらには生きることについて語られていく。ユーモア溢れる対談だが、その内容は深く、また納得させられるものでもある。また、日本や日本人のいいところもたくさんあることも分かるし、生まれた土地や食べ物で人々が規定されることもよく分かる。ワタシはばなな作品は未読なので、今年中にはとにかく何かは読んでみたい。

  • bros さん

    河合さんの話の聞き方が素敵だった。二人の対談を読んでますます、村上春樹対談が読みたくなった。吉本家のどうでもいい、雨戸のくだりがおかしかった。

  • 一彩 さん

    『とかく日本には,おせっかいが多い。それは,「創造する」作業にとってすごくマイナス』 おせっかいが,人を助けることもあるが・・・ 確かに「創造する」ことにとっては・・・

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人物・団体紹介

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河合隼雄

1928年‐2007年。臨床心理学者。京都大学名誉教授。京都大学教育学博士。2002年1月から2007年1月まで文化庁長官。国際箱庭療法学会や日本臨床心理士会の設立等、国内外におけるユング分析心理学の理解と実践に貢献。『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞受賞。1995年

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