満天の感情 『古事記』詩画集

池澤夏樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309030678
ISBN 10 : 430903067X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
141p;21

内容詳細

詩人と版画家の半世紀の旅から生まれた新たな『古事記』。自由と喜びに満ちた詩画集。

目次 : イザナキとイザナミ/ 呪縛/ 神々と国々の誕生/ 反創世記/ イザナミと八雷神/ 奴等/ 八雷神に追われるイザナキ/ 憤怒/ 黄泉比良坂のイザナキ/ 三大神を生むイザナキの禊〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • (C17H26O4) さん

    生の原形を見た気がした。読み友さんの登録から縁をもらった『古事記』詩画集。棟方志功を思わせるような、ほとばしる力を感じる木版画。対する池澤の詩は透明感があり、少々弱く思えてしまうが、それが却って時空を繋ぐ。これを読むことをきっかけに、積んでいた池澤訳の『古事記』を前もって読んだ(読めた)。それがとてもよかった。それぞれの場面が生き生きと、容易に、時としてユーモラスに立ち上がってきた。

  • けんとまん1007 さん

    古事記は、名前を知っているが、読んだことがない。何となく、漠然としたイメージを持っているだけ。こういう形式で、古事記の世界に触れるのも、いいものだと思う。神代の時代の物語は、時に激しく、時にユーモラスに描かれていて、とても生き生きとしている。迸るエネルギーがある。

  • Kyohei Matsumoto さん

    橙書店で見つけて、コンセプトが面白いから買ってみた。読んでみたが、詩のレベルがあまりにもバラバラすぎて非常に読みにくい、なんだこれはと思いながら頭に入らないながら読んだが、52年かけて書いたというふうにあとがきに書いてあった。詩のバラバラ感がそこでよくわかった。古事記をモチーフにした版画があることで時間軸がついているが、詩に関しては統一感がなさすぎる。いいのはいいがよくないのは全く入ってこない。こういうコンセプトが好きな人はいいと思う。いろんなものがごちゃ混ぜになっているのがいいという人は。

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