記憶の海辺 一つの同時代史

池内紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791770236
ISBN 10 : 4791770234
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
355p;20

内容詳細

あるドイツ文学者の、物語のようなホントウの話。最初で最後の自伝的回想録。

目次 : 1(38度線―戦争は儲かる/ ネヴァーランド―「もはや“戦後”ではない」/ 「神様のノラクラ者」―ある猶予期間/ 「プラハの春」―才能の行方/ 赤い靴と白い靴―フラウ・ブロノルドのこと)/ 2(港の見える丘―小林太市郎のこと/ 東京地図帳―日本シリーズ第四戦/ ビリヤードの球とトカゲの尻尾―諷刺の文学/ 中心と辺境―ウィーンの世紀末/ メフィストの小旅行―東京大学/ 一人二役―翻訳について)/ 3(レニ会見記―「運命の星」について/ G.グラス大いに語る―沈黙の罪/ 一日の王―山と川と海/ 「こんばんは、ゲーテさん」―『ファウスト』訳/ 海辺のカフカ―つとめを終えること)

【著者紹介】
池内紀 : 1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、『恩地孝四郎』(読売文学賞)など。訳書に『カフカ小説全集』(日本翻訳文化賞)、『ファウスト』(毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 吟遊 さん

    池内紀さんの感傷に流れない、単なる個人史でない自叙伝。最後はエッセイ雑文のように。クラウス研究からの風刺好き、だったことはちゃんと知らなかった。

  • はなちゃん さん

    自分史エッセイ。マイペースな生き方、中々真似は出来ません。急死された由、ご冥福をお祈りいたします。

  • parakeet_woman さん

    「カフカ訳した人」の回想録。戦後の日本を生き、プラハの春を肌で感じ、全速力な経済回復と学生運動を目の当たりに…と言えばさぞかし波乱万丈な人生、と思うかもしれないが、本人はいたってマイペース。印象的なのは、ウィーン滞在中に辺境と自由について開眼し、終生のテーマを得たくだり。時代に沿って生きすぎると、大切なものを見落とすことがある。背を向けるわけではない、時代を横目に「一周遅れ」で走る。「おかげで、ほんのつかのま、ビリが先頭に立っているように見えたりします」。文学に携わる人はこうでなくちゃ、とも思う。

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池内紀

1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。『池内紀の仕事場』全8巻(みすず書房)、『山の朝霧 里の湯煙』(山と溪谷社)ほか、著訳書多数。『諷刺の文学』(白水社)で亀井勝一郎賞、『恩地孝四郎』(幻戯書房)で読売文学賞、『海山のあいだ』(マガジンハウス)で講談社エッセイ賞、『ファウスト

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