日本文学100年の名作 百万円煎餅 第5巻 1954‐1963 新潮文庫

池内紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101274362
ISBN 10 : 4101274363
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
555p;16

内容詳細

敗戦から10年。描かれたのは戦争の爪痕か、未来の日本の肖像か。16編の傑作を収録。

【著者紹介】
池内紀 : 1940(昭和15)年兵庫県姫路市生れ。ドイツ文学者。翻訳、評論をはじめ、エッセイ、人物列伝、演芸・歌舞伎論など、執筆範囲は多岐にわたる。訳書に『ファウスト』(毎日出版文化賞)、著書に『恩地孝四郎』(読売文学賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)などがある

川本三郎 : 1944(昭和19)年東京生れ。文学、映画、旅を中心とした評論やエッセイ、翻訳など幅広い執筆活動で知られる。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞)など多数

松田哲夫 : 1947(昭和22)年東京生れ。編集者、書評家。’70年に筑摩書房入社後、数々のベストセラーを生み出し、“ちくま文庫”を創刊する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こーた さん

    気に入った作品を順に。芝木好子「洲崎パラダイス」赤線地帯の情景。星新一「おーい でてこーい」原発事故を予言。山本周五郎「その木戸を通って」時代小説と見せかけてホラー。井上靖「補陀落渡海記」世論のおぞましさ。河野多惠子「幼児狩り」女だって変態だ。山川方夫「待っている女」ヒッチコック大好き。長谷川伸「山本孫三郎」仇討ちは文化だ。瀬戸内寂聴「霊柩車」父のこと。敗戦から十年が経ち、暮らしが安定し世界が拡がっていく五、六十年代。日本文学百年の名作から十六編を収録。

  • KAZOO さん

    この第5巻には1954年から63年までの16の短篇が収められています。私もすでに読んでいて傑作だと思うもの、星新一「おーいでてこい」、山本周五郎「その木戸を通って」、井上靖「補陀落渡海記」などがあったのはうれしい限りです。そのほかで印象に残ったのは吉田健一「マクナマス氏行状記」、三島由紀夫「百万円煎餅」です。前者は当時の一般的な日本人を揶揄している気がしました。

  • メタボン さん

    ☆☆☆☆若い夫婦の会話が何となくエロチックだと思ったらやっぱり〜三島由紀夫・百万円煎餅、赤線の時代の風俗を垣間見る〜芝木好子・洲崎パラダイス、男娼が涙ぐましくいじらしい〜吉行淳之介・寝台の舟、記憶喪失の女がせつない〜山本周五郎・その木戸を通って、往生し損ねる金光坊がかえって人間らしい〜井上靖・補陀落渡海記、旅館の下働きで親の死に目に会えない娘がせつない〜佐多稲子・水、作家にならんとする娘と父との業〜瀬戸内寂聴・霊柩車。秀作ぞろい。既読の河野多恵子「幼児狩り」山川方夫「待っている女」も良い。森茉莉は今一つ。

  • kasim さん

    圧巻は井上靖「補陀落渡海記」。淡々とした感じが苦手な作家だったが、これはすごかった。世間の圧力で聖者となること=死を強要される金光坊が痛ましい。長谷川伸「山本孫三郎」も同じく仇討を巡る世の勝手な決めつけと無責任さ。客観的な文章が事件の理不尽さを強調する。ネットで匿名の言葉の暴力が吹き荒れる今日にも切実だ。山本周五郎「その木戸を通って」は現実なのに不思議な物語で余韻を残す達人技。佐多稲子「水」は母を思い駅で独り涙する少女にこちらも泣けてしまう反則もの。既読3編。森茉莉はもとから偏愛してます。

  • ぐうぐう さん

    1954年から1963年の10年間。文学が時代を切り取る役目があることは重々承知しているし、特に10年ごとに区切ったこのアンソロジーの構成上、その時代を如実に反映させた作品が選ばれやすくなる傾向があるのも理解できる。例えばそれは、戦争に突入していった日本の状況を突堤として表現した梅崎春生の「突堤にて」や、消える直前の赤線の街を舞台とした芝木好子の「州崎パラダイス」などがそうだ。(つづく)

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