日本文学100年の名作 ベトナム姐ちゃん 第6巻 1964‐1973 新潮文庫

池内紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101274379
ISBN 10 : 4101274371
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
543p;16

内容詳細

五輪に万博。好景気に沸く時代にも、文学は実直に鮮やかに日本の姿を映し出す。厳選12編収録。川端康成「片腕」、大江健三郎「空の怪物アグイー」、司馬遼太郎「倉敷の若旦那」、和田誠「おさる日記」、木山捷平「軽石」、野坂昭如「ベトナム姐ちゃん」、小松左京「くだんのはは」、舜臣「幻の百花双瞳」、池波正太郎「お千代」、古山高麗雄「蟻の自由」、安岡章太郎「球の行方」、野呂邦暢「鳥たちの河口」

【著者紹介】
池内紀 : 1940(昭和15)年兵庫県姫路市生れ。ドイツ文学者。翻訳、評論をはじめ、エッセイ、人物列伝、演芸・歌舞伎論など、執筆範囲は多岐にわたる。訳書に『ファウスト』(毎日出版文化賞)、著書に『恩地孝四郎』(読売文学賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)などがある

川本三郎 : 1944(昭和19)年東京生れ。文学、映画、旅を中心とした評論やエッセイ、翻訳など幅広い執筆活動で知られる。著書に『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(毎日出版文化賞)など多数

松田哲夫 : 1947(昭和22)年東京生れ。編集者、書評家。’70年に筑摩書房入社後、数々のベストセラーを生み出し、“ちくま文庫”を創刊する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    第6巻は、1964年から1973年までに発表された12の短篇が収められています。川端康成の「片腕」、小松左京の「くだんのはは」は読んでいました。この頃に書かれていたのですね。皆さんも書かれている和田誠さんの「おさる日記」という作品が短い割にあっと言わせる感じで楽しめました。

  • メタボン さん

    ☆☆☆★ 川端「片腕」小松「くだんのはは」は再読。大江健三郎「空の怪物アグイー」は文章もさることながらその啓示的な内容が響いた。野坂昭如「ベトナム姐ちゃん」、アネゴの逞しくも熱い情に感動。陳舜臣「幻の百花双瞳」は幻の料理をからめたミステリー仕立てで面白く読んだ。池波正太郎「お千代」、化け猫じみた長寿猫に追い払われた形となった女と男の関係性が面白い。野呂邦暢「鳥たちの河口」は、傷ついた渡り鳥や河口の描写とカメラマンである主人公の心情とがリンクして印象深かった。古山高麗雄「蟻の自由」は実体験に基づく戦争小説。

  • kasim さん

    この巻も傑作揃いだが、既読の二編「片腕」「くだんのはは」があらためて読んでも特に好み。後者の戦争の影の独特の深さ。司馬遼太郎「倉敷の若旦那」の志士はいかにも上滑りで、編者が言うような英雄と表裏の人物とは思えなかった。和田誠の変わらぬ上質のユーモア、飄々とした木山捷平「軽石」(倉田江美の元ネタだったとは!)もいい。究極の点心を追求する陳舜臣「幻の百花双瞳」は誰のため、何のために料理するのかという問題もスリリングな一種の芸術家小説。ミステリー仕立てはなくても充分だったはず。

  • くさてる さん

    日本文学1964年-1973年の名作アンソロジー。既読の作品では、川端康成「片腕」の不思議さと愛らしさ、上質のエロティシズム。奇妙な味好きとしては外せない、和田誠「おさる日記」。戦争文学としても一級品だと思う、小松左京「くだんのはは」などが選ばれたのも納得の作品群でした。初読の作品のなかでは、なんといっても、野坂昭如「ベトナム姐ちゃん」。この内容を好きだとか印象的だとかいうような言葉で表現するのは適当ではないけれども、でも、やっぱり圧倒的。

  • ぐうぐう さん

    川端康成の「片腕」は驚きだ。ある娘と片腕を取り替えるという話なのだからすごい。また、和田誠の「おさる日記」もおもしろい。子供の日記体で綴られたほのぼのな雰囲気に油断していると、ラストで不意を突かれる。池波正太郎の「お千代」もいい。こうやって、1964年からの10年間に発表された作品としての流れでまとめて読むと、一見、時代性とは無関係な内容に思える作品でも、その時代に書かれた意味に気付かされる。小松左京の「くだんのはは」など、その典型だろう。

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