イスラーム国の衝撃 文春新書

池内恵

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610136
ISBN 10 : 4166610139
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
18

内容詳細

謎の「国家」の正体に迫る
イスラーム国はなぜ不気味なのか? どこが新しいのか? 組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略から、その実態を明らかにする。

【著者紹介】
池内恵 : 1973年東京生まれ。東京大学先端科学技術研究センター准教授(イスラム政治思想分野)。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興会アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。中東地域研究、イスラーム政治思想を専門とする。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年、大佛次郎論壇賞)『書物の運命』(文藝春秋、2006年、毎日書評賞)『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2008年、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    2019年4月現在、イスラーム国(IS)はその拠点都市のほとんどを失い、もはやかつてほどの勢力はないが、ISによって生じたものがなくなるわけではない。イスラーム国の出現は、日本を含めた西欧世界はもちろん、イスラームを奉じる諸国、そしてそこにいるムスリムに多大な衝撃を与えた。それは、これまでのパラダイムシフトを根底から揺るがすような"事件"だった。発端はやはり9.11だろう。世界が瞠目したのだから。そして、それはある意味でムジャヒディーンのテロリズムの有効性を証明したがごととき結果を世界にもたらしたのだ。

  • mitei さん

    イスラム国誕生の過程から詳しく書かれていてよく分かった。しかしアメリカはそこまで中東に肩入れして、中東に大きな傷を作った責任は重いなと思う。この本が2016年新書大賞3位だったのは驚き。

  • 遥かなる想い さん

    2016年新書大賞第3位。現代を揺るがす イスラーム国の背景、実態を知るには絶好の 良書である。一体今世界で何が起きているのか ..日本人にはわかりにくいイスラーム国を 丁寧に説明してくれるのが素直に嬉しい。 中東の不気味さは宗教的なものなのか、 オレンジ色の囚人服を着せた上での公開処刑は 何を意図したものなのか..「2014年」が意味 するものは何なのか、米国一国支配が 崩れる時 中東で何が起きようとしているのか.. 理解できないでは済まされない現実が今 そこにある、そんな気がする本だった。

  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    世情に疎い私でも衝撃と怒りを覚えたイスラーム国による、身代金目当ての後藤・湯川、両氏の拘束と殺害2015年。本書によればイスラーム国の前身・「イラクのアル=カーイダ」は2004年の段階で斬首殺人と映像公開を行っている。人質が着用させられるオレンジ色の服は、米国の「対テロ戦争」で捕獲した敵性戦闘員を、戦時捕虜に対する国際法規範、及び犯罪容疑者に対する米国内法の規制(拷問伴う尋問など)を受けないキューバのグアンタナモ基地などに収容した際、用いられたオレンジ色の囚人服を着せることで復讐の意味を持つという。→

  • Koning さん

    イスラム国を名乗るテロ集団の沿革と現状についての認識ということでは著者の意図通りこのタイミングで出す新書らしい良著ってことになると思う。プロパガンダ戦略がイスラームの根本的な所を持ってきてやってることには突っ込みどころ満載だけれどイスラーム法的に突っ込めない状況を作り出したあたりがよく分かる。淡白に見えるほどに冷静に分析しているのでやはりこの問題に関してどうこうする前に一読しておかねばならぬ1冊だと思う。インスパイアは確かに現代ローンウルフ的テロリスト教本だったが、ダービクの存在とその終末論への(続く

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