株価暴落 文春文庫

池井戸潤

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167728014
ISBN 10 : 416772801X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
追加情報
:
16cm,302p

内容詳細

巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落、一風堂の巨額支援要請をめぐって、白水銀行審査部の板東は企画部の二戸と対立する。一方、警視庁の野猿刑事にかかったタレコミ電話で犯人と目された男の父は、一風堂の強引な出店で自殺に追いこまれていた。傑作金融エンタテイメント。

【著者紹介】
池井戸潤 : 1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒。98年『果つる底なき』(講談社)で江戸川乱歩賞、2010年『鉄の骨』(講談社)で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』(小学館)で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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大手スーパー一風堂の店舗が爆破され客離れ...

投稿日:2021/04/16 (金)

大手スーパー一風堂の店舗が爆破され客離れと株売りにより破綻の恐れが生じる。古い銀行体質に疑問を抱く白水銀行審査部調査役坂東は追加融資をして破綻を先延ばしにしようとする企画部次長二戸と激しくやり合うこととなる。また爆破犯として追われる若者、追う刑事、かつて一風堂の出店トラブルで自殺に追い込まれた若者の父親などの話も並行して進んでいき最後にはどんでん返しがある。 銀行を舞台にした企業小説に刑事小説をミックスしたような小説になっている。 一気に読ませる作品です。

aozo さん | 鳥取県 | 不明

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これまで池井戸潤が手掛けてきた銀行員モノ...

投稿日:2021/03/16 (火)

これまで池井戸潤が手掛けてきた銀行員モノに、刑事モノをミックスさせた作品。結果として、どちらも中途半端になった印象は否めません。とはいえ、勧善懲悪の水戸黄門スタイルの片鱗が見られ、これが半沢直樹に繋がったのではないかとも読め、池井戸ファンなら十分楽しめるでしょう。

もち さん | 東京都 | 不明

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最後まで犯人像がつかめない展開で一気に読...

投稿日:2013/12/26 (木)

最後まで犯人像がつかめない展開で一気に読み上げた。夜が更けるのも忘れるぐらいで次の日の仕事がつらい。

imatsu さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サム・ミイラ さん

    うーん、これって爆破テロのサスペンス的展開がなければ半沢直樹とほとんど一緒なのでは?全てが物足りないというか中途半端な印象。半沢シリーズのプロトタイプと言ってもよさそうな作品。

  • W-G さん

    まだミステリ作家の要素を残していた頃の作品。しかし、面白いのは、銀行内での政治闘争や、稟議に関する論戦場面。主人公の板東は、池井戸作品中でも、上位に入りそうな切れ者キャラで、その振る舞いはしっかり格好良く描かれているが、正論を述べるだけ述べて、何かすごい現状打開策を持ち出す訳でもないので、少し空々しさを感じもした。自分の職場にいたら、とてもやりづらそう。エリートの割には、ずいぶんと事件捜査にも時間を掛けていて、銀行員ってそんなに暇なのか?と錯覚させる点は、いつもの池井戸節ではあるが、今回、特に感じた。

  • れみ さん

    大手スーパーを襲う連続爆破事件。その裏に隠された過去の騒動そして犯人の真の目的に、白水銀行の行員である板東と警視庁刑事の野猿がそれぞれに迫って行くお話。なかなか事態が好転せずジリジリさせられてからの逆転はお約束だけど、ラストはもう少し先まで読みたかったかな。あとはタイトルがそのまんま過ぎかも^^;細かいところだけど、預金口座の明細から暮らしぶりを推測するところが興味深い。

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    池井戸さんお得意の銀行モノで面白かった。

  • 夢追人009 さん

    池井戸潤さんの9作目で金融とミステリがベストバランスで描かれた文句なしの傑作ですね。私は著者が完全に音楽と芸能人を意識していると確信しますが、白水銀行の板東(英二じゃない)に巨大スーパー・一風堂(すみれセプテンバーラブが有名)に刑事の野猿(とんねるずの音楽グループ名)と最後に脅迫者の案山子はさだまさしの名曲ですね。本当に心憎い程に巧くできた筋書きですね。悪い奴らが汚い手でもって正義を踏みにじる展開に何とか神よお助けをと祈っていましたら、危ない所でギリギリ間に合って悪党に天罰が下り心からスカッとしましたね!

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人物・団体紹介

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池井戸潤

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。’98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、’11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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