退職刑事

永瀬隼介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163262307
ISBN 10 : 416326230X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年08月
日本
追加情報
:
20cm,268p

内容詳細

刑事。その特殊な職業人は、退職しても普通じゃない。元悪徳警官から退職後も未解決事件の捜査に執念を燃やす男まで、様々な事情を抱えて職を辞した刑事たちに訪れる「人生最後の事件」を描く。

【著者紹介】
永瀬隼介 : 1960年、鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経て独立。フリーのジャーナリストとして、主に犯罪ノンフィクションを手掛ける。2000年、初の小説『サイレント・ボーダー』を発表し、小説家としてデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆみねこ さん

    5編の短編。どれも退職した警察官が出てくる。23年前に神隠しのように行方不明になった女児の行方をさぐる「神隠しの夜に」が切なく、兄の悲しみと元警察官の思いが重なりとても好きな物語でした。「父子鷹」はなんとも読み心地が悪く嫌な読後感です。永瀬さんの短編集は初めてかな。やはり長編の方が読み応えがあって好みです。

  • あっ!chan さん

    表題の「退職刑事」を含めて、刑事部四課の現役時代に誘惑に負けて道を外した刑事達が主役…退職しても刑事魂だけは抜けきれず、息子や元恋人のために…刑事らしい心理戦で隠されていた影の犯罪を明らかにしていくが、正義のためでもなく、決して鮮やかでもなく清々しい感じもなく、ドロっとした結末に読後感も良くなく、一風変わったダークで少しだけ切ない刑事ものの短編集。

  • むう さん

    初読作家さん、ここ数作ハズレが続いてたこともあり、本作は文句無く面白かったです♪ 5人の退職刑事たちの、それぞれの腐敗したエピソードから成る短編集ですが、ストーリー性、構成力、思わぬどんでん返し、そして何より主人公たちの、適度なブラックさとやるせなさが良かったです(^◇^) 面白い作家さんを見つけてしまいました(笑)。しばらくは没頭しそうです^^ 

  • RIN さん

    組織対策課?の四課出身のヤメ刑事が主人公の短編集。どこか満たされない思いを抱えた警官主人公の短編小説『完黙』と対を成すのかな。どこかほっとする『完黙』と比べるとなんだか後味の悪い読後感。出てくる刑事(元刑事)たちが道を外れてしまったのも成るべくしてなった、というキャラクターばかりかもしれない。ダメな中年男の悲哀を書かせたらぴか一の永瀬さん、救いのない話ばかりでもそれが現実だよね、と感じさせる永瀬さんなので、やはり長編の方が読み応えがある。

  • Nobu A さん

    図書館本読了。永瀬隼介8作品目。タイトルの退職した刑事が主人公の5つの短編集。それぞれの物語の全体像を最初に示さず、人物描写や心理戦が繰り広げられ、結末で種明かし。趣向を凝らした物語展開はなかなか面白かった。個人的には「レディ・Pの憂鬱」が一番読み応え有り。様々な事情で退職する刑事の内部事情は複雑だろうし、市民を守るのが職務の警察官を一般市民には知る術がないが、筆者はどうやって物語構築を行ったのだろうか。気になる。でも、どちらかと言うと、長編の警察物の方が好き。

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人物・団体紹介

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永瀬隼介

1960年、鹿児島県溝辺町(現・霧島市)生まれ。「週刊新潮」記者を経て’91年、独立。本名・祝康成名義で『一家四人惨殺「十九歳」犯人の現在』(月刊「新潮45」掲載)等、主に犯罪ノンフィクションを手がける。その後、劇画『ゴルゴ13』の原作脚本も多数執筆した。2000年、『サイレント・ボーダー』(文藝春

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