誰がタブーをつくるのか? 河出ブックス

永江朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309624747
ISBN 10 : 430962474X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
217p;19

内容詳細

どうして「自粛」が必要なの?「わいせつ」の基準は?「名誉毀損」の線引きは?言っていいことと悪いこと、書いていいことと悪いことの判断基準は?タブーはいかにして、そして誰のために生まれたのか?「そこそこ自由な国・日本」に生きるぼくたちだからこそ知らなければならない、誰も教えてくれないタブーの正体と、それを見抜くための思考法。

目次 : 序章 「言論の自由」と「自由な言論」、「表現の自由」と「自由な表現」/ 第1章 出版と報道のタブー(いってはいけないこと、報じてはいけないこと/ ビジネスにまつわるタブー/ 差別とタブー)/ 第2章 外側からの規制(刑法第175条「わいせつ罪」/ プライバシーと出版―民法第710条「名誉毀損」/ 青少年保護育成条例/ そのほかの、法による出版規制)/ 第3章 じぶんからの規制(タブーと規制)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 阿部義彦 さん

    図書館本。2014年、河出書房新社。フリーライターの永江朗さんによる、表現の自由を軸に、出版、報道に関するタブーを中心に論考した評論です。皇室タブー、性表現、クライアントタブー、未成年犯罪者実名報道、文学に於ける実在のモデルがいる場合の表現に関するタブー、人種差別、部落差別、差別用語、無形の忖度が蔓延るこの国に警鐘を鳴らします。でも手遅れ日本のマスコミは、もう袋小路の絶滅危惧種扱いですね、ジャニーズもコラボ問題も扱わない。もう先進国では無い事を自覚して綺麗な落ちぶれ方(英国みたく)を考えた方が良いと思う。

  • Humbaba さん

    制限があるというのは、必ずしもマイナスに作用するというものでもない。確かに自由度は少なくなるものの、そのルールに触れないギリギリのラインをついていくというのも、また楽しみを与えてくれる。制限があるうちはそれを取っ払いたいと願うものの、実際に取り払われてみると意外とその制約に助けられていたことに気づくこととなる。

  • てながあしなが さん

    図書館本。永江さんの本が好きなので読んでみたが、面白かった。タイトルでちょっと誤解が生じているかも。メディアのタブー、自主規制について広く論じられている。考えるきっかけになるため、手元に置くか迷う。

  • スパゴー さん

    15年程前に、ある大手企業では管理職世代(今60〜70歳ぐらい)の人達に『差別用語を使わないように』という研修をさせられたと聞いた。(『めくら』や『どかた』など)小さい頃から普通に聴いて育っているので差別用語と意識せず発してしまうかららしい。若者はその言葉自体を知らないで育ってきているので、無用な知識を教えるなという事らしい。言葉の意味や歴史を全く知らないのもどうなんだろう…。

  • _apojun_ さん

    図書館本。 世の中にある色々な種類のタブーについて紹介するとともに、タブーと表現の自由とか、タブーと規制の違いとか、非常に幅広くとらえてくれている本。 難しい内容ではないんだけど、ちゃんと考えるとものすごく深いことを語っているような気がします。 タブーがなくなることがよいことなのか、タブーにも良いもの悪いものがあるのか、そしてタイトルにあるように、なぜタブーが生まれるのか。この辺を考えるきっかけとなるためにもとてもいい本だと思います。久々に人に勧めたいと思った一冊でした。

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人物・団体紹介

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永江朗

1958年北海道生まれ。書籍輸入販売会社勤務、雑誌編集者を経て、フリーライター。書評、インタビュー、エッセイ、批評などを執筆。2011年5月より、東京・京都の二都生活を送る。24年、東京の自宅を処分し京都を終の住処とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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