山霧 毛利元就の妻 上 文春文庫

永井路子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167200527
ISBN 10 : 416720052X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
358p;16

内容詳細

十六世紀初めの戦国時代。土豪たちがひしめく中国山地の小領主だった毛利元就のもとに、“鬼”といわれる吉川国経の娘が輿入れした。権謀術数うずまく乱世にあって、ふたりは支え合いながら否応なく戦国の夫婦として生きていく。やがて元就は頭角をあらわしはじめるが…。NHK大河ドラマの原作となった長編歴史小説の傑作。

【著者紹介】
永井路子 : 大正14(1925)年、東京に生れる。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。昭和40年、「炎環」で第52回直木賞受賞。57年、「氷輪」で女流文学賞受賞。59年、第32回菊池寛賞受賞。63年、「雲と風と」で吉川英治文学賞受賞。平成21年、「岩倉具視」で毎日芸術賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    第36回(1997年)NHK大河原作。 毛利元就の妻おかた を 取り上げた作品である。 戦国時代の嫁の立ち位置を 軽やかに描く。 西の大内氏、山陰の尼子氏が勢力を持つ中、 元就がどう生き延びていくのか。 物語の大半は 元就と おたかの会話の中で 進むが… 上巻は 国人毛利の苦闘を描くが、ここから どう羽ばたいていくのか、下巻に期待。

  • とん大西 さん

    「これは乱世の梟雄、毛利元就の物語ではない。中国山脈の山裾の霧の中を這いずりまわりつつ、十六世紀を生き抜いた若い男と女の話である。」−お決まりのようなプロローグだが…そそられます。大河の原作でもある元就とおかたの夫婦の話。おかか・寧々を女神様の如く奉った秀吉。山内一豊を叱咤激励し続けた女丈夫・千代。彼らと少し似ていて違う元就とおかた。二人が醸し出す空気、それは、いと可笑し。唯一無二…互いを認めあい、慈しむ。それでいて夫婦の会話は微笑を携えつつキレッキレのスパーリングの如く。趣があって読ませます。下巻へ。

  • よみがえる勤労感謝・寺 さん

    これは面白い!お勧めである。NHK大河ドラマ『毛利元就』の原作だ。戦国武将の前半生というのはローカルな話題が多い為、退屈になりがちだが、この小説は基本的に元就夫婦の会話で進行していくので、程よい軽みがあって読み易い。『元就&美伊の事件帖』といった感じである。元就も美伊も人心の名探偵なのだ。この本の元就は凄まじい人間不信。現代人ならあっさりと精神を病む様なPTSD必至の状況の中で、自分さえも突き放して眺める客観性の鬼だ。可愛い妻・美伊の方がいなければ、地獄に近い環境と言える。下巻が楽しみである。

  • エッちゃん さん

    中国山地の小領主、毛利元就に、嫁いだ吉川国経の娘お美伊(おかたさま)陰の元就に陽のお方様。とても明るく聡明で可愛いですね。幼いころ両親を亡くし、どうしても周りに気を使いすぎる元就にはどれだけお方様の大らかな性格に救われてきたか…元就のもとで、見も心も捧げつくした小三太が、元就に見限られ去っていったその後がとても気になりながら下巻に・・・

  • リリー さん

    永井路子の名将論、「彼らは悪徳と背中合わせで生きている。」深いなあと思い、下巻へ。

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人物・団体紹介

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永井路子

1925年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業。64年『炎環』で直木賞、82年『氷輪』で女流文学賞、84年菊池寛賞、88年『雲と風と』ほかで吉川英治文学賞、2009年『岩倉具視』で毎日芸術賞を受賞。23年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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