冴子の東京物語 中公文庫

氷室冴子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122072220
ISBN 10 : 4122072220
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
追加情報
:
257p;16

内容詳細

長距離の長電話が好きな著者が「電話代より部屋代が安い」と気づいて始めた東京暮らし。夜はコールサインが鳴り響き、楽しくも賑やかに過ぎていく。将来を案ずる両親への葛藤、友人との尽きない話。本を読んでひとり芝居し、天井を帚で突き破って方違え…。才気溢れる若き小説家が愛と怒りと笑いを交えて綴る傑作エッセイ。

目次 : 番外篇の女/ 思い込み/ ABOは知っていても/ 桐壼返り/ 一子相伝の美学/ 記憶/ 女の長電話/ 間違い電話はミステリー/ 病は気から/ 悪くない街/ ヨソイキ語/ 親心/ 父の国鉄物語/ 舞台裏はたのし―競馬篇/ 十年ののち/ 惚れる/ 女ひとり旅作法/ 私の取材旅行/ アンケートをとりたい/ 説教ばあさんになる日/ 育児ゲーム/ 三界に家なし/ 女の苦笑い

【著者紹介】
氷室冴子 : 1957年、北海道岩見沢市生まれ。77年「さようならアルルカン」で第十回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。2008年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sea さん

    氷室さんはきっと誰よりもまっすぐで純粋な人なんだと思うのだけれど、そのまっすぐの軌道が明らかに大多数の人と違う方向に突き抜けているからおもしろい。そのユニークさを当人がてんで気づいてないことを含め。 青山美智子さんの解説はほんとうに素晴らしく、氷室さんへの愛に満ちていて、いつかわたしもこれほど愛に溢るる言葉を届けられる相手を見つけられたら、その人にこれほど全身全霊で愛を伝えられたら、この世に思い起こすことなどないなぁと、大それたことを思った。

  • 千景 さん

    長電話のしすぎで「この電話代払うなら東京のそこそこいい家に住めるな…」って東京に引っ越すって…長電話やばいな…と思ったけど、よく考えたら私も、LINE通話は無料だからって平気で4時間ぐらい通話してる……🤔おや? 少しずつ変わって来てるような気はするが、 しかし根本的なところはなかなか変われないのだろうか。 女が女として強く生きていくこともまた美しいのでしょうが、女も男も関係なくただ揺蕩うように生きていきたいなと感じる……。二分されるの、疲れたよー。

  • とんとん さん

    祖父の葬儀の準備をしているときに見た、不自然な鬘を付けた男性。何年も経って、その男性の姿が脈絡なく浮かんで来た時のことが書かれた「記憶」がすごい。〈田舎には不思議な逞ましさ、生命力とでもいうべきものがあって、仮通夜だろうと本葬儀の席だろうと、目引き袖引きのうわさ話や人物批評は常に、生き生きと行われる〉……こんな文章なかなか書けないです。

  • songbird さん

    ☆☆☆ 電子版。

  • ぴのたきのこ さん

    『いっぱしの女』との相性がよかったのと(女性のエッセイ、相性が合わない書き手はとっことん合わなかったりする)、20代後半、東京住まいの女のひとりとして気になっていた一冊。ご本人も書いているとおり、東京住まいというくくりだけでなく、このタイミングで読んだこともあって「あー…わかるわあ…」と沁みいるエピソードも多かった。この年頃になると男性観の軸が増える話、一票を投じたい。実は氷室作品はまったくの未読で、そろそろ読んでみたいというか読まねばならぬ…。青山美智子さんの解説の氷室冴子との距離感がとてもよかった。

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氷室冴子

1957年北海道生まれ。77年「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。2008年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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