残雪 / 近藤直子 / バオ ニン / 井川一久

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世界文学全集 1-06

残雪 / 近藤直子 / バオ ニン / 井川一久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309709468
ISBN 10 : 430970946X
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,530,10p

内容詳細

夢の論理に満ちた奇想天外な物語を紡ぎだす、現代中国屈指の語り手による、初訳を含むベスト作品集と、戦争に引き裂かれた男女の悲恋をヴェトナム側から描いた話題作。世界で称賛されるアジアの2人の作家の代表作。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第64回)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    今回は『暗夜』のみ。残雪は初読。作家名から想像していたのは抒情の横溢する物語。ところが、実際には…。抒情がないというわけではない。ただし、それは極端なまでに個性的なそれだ。読者を裏切るのは(勝手に私が思い込んでいただけなのだが)それだけではない。「物語」がまた一筋縄ではいかないのだ。プロットは一応はあるのだが、過剰なまでのイメージが頻繁に混入する。登場人物たちも斉四爺をはじめ父親や他の人物(馬もいる)にいたるまで謎だらけというありさま。どう評価していいものやら。今回は返り討ちの様相が濃い。

  • ケイ さん

    「戦争の悲しみ」のみ読了。自国が何年も戦場であること。彼らは長い間戦場であった土地で暮らしている。生い茂る草や木の影で景色は変わっても、戦闘で死んでいった仲間たちの霊は去っていかず、その場に立てば過去の場面が蘇る。書き手の意識は様々な時間に飛んでいくから、読者は書き手が紡ぐ戦争の悲しみの様々な意味を徐々に知る。戦場で失なわれていった命と、殺された恋人の心。戦争には負けてはいなくても、大きな悲しみには勝てなかった。キエンの最初の指揮官が死ぬとき、フォンが川で身体を洗っているときの場面が、とてもつらい。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    残雪の短編集はカフカ作品のように不条理と徒労感がある。しかし、カフカ作品にはない、常に生活を監視されているような息苦しさに包まれている。それが極端に表現されているのが「わたしのあの世界のこと 友よ」だ。語り手は過去の「友」に心を囚われたまま、静かに狂っていく。過去や狂気に囚われる事での呪縛と、表裏一体の開放に震える。一方、「阿梅」の実母による一方的な女同士の男を巡る闘いや「痕」のダメ男ぶりには笑えます。しかし、痕が急に富んだ後の村八分ぶりは憑物筋への差別のようにも思える。

  • 白のヒメ さん

    「戦争の悲しみ」・・・戦争では人は生きるために人を殺す。けれど、人を殺したが為にこそ、人生の意味は失われていく。戦争が終わり平和になっても、殺戮の時代を生き抜いた人間に心の平和が訪れる事はなく、平和を生きる意味すらも見いだせず、兵士としてだけ自分に生きる意味があった戦時を心は永遠にリピートする。なんという辛い悲しみだろうか。とぎれとぎれの回想録のような文章は、血の臭いが鼻につくような壮絶な戦争の疑似体験を私にさせた。・・・実際にこういう苦しい時代を生きた人がいたことを、私達は決して忘れてはならない。

  • 神太郎 さん

    前半の残雪の作品群がはまらず、何度も挫折し苦戦した。しかし、残雪の描く世界をただ俯瞰するがごとくなにも考えず読んだところ何故かしっくり読めた。不思議さに疑問を抱かず、理性を封じ無になることが大事だったのかと解説を読んで納得した。バオ・ニンの戦争の悲しみは書かれてるのは反戦とかよりも戦争の最中にある「人間」そのものを描く。批判するでもなく、英雄を語るでもない。他人を殺さねば生き残れない厳しさ、悲しさ、虚無感。ベトナム戦争の米兵視点は良く見るがベトナム兵はどうだったのか。それを知れる貴重な小説だ。

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