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今日、きみと息をする。 宝島社文庫

武田綾乃

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784800210111
ISBN 10 : 4800210119
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

悩める男子高生・宮澤けいとは、同級生の田村夏美から美術部への勧誘を受ける。けいとは長身でイケメンの沖泰斗も美術部に誘うが、けいとは夏美が、夏美は泰斗が、泰斗は同じ男であるけいとが好きという、ややこしい三角関係に陥っていた。この関係に終止符を打つべく、夏美は泰斗への告白を試みるが…。瑞々しい文体とリアリティあふれる表現に辛口選考委員もうなった、二十歳の新鋭、衝撃のデビュー作。

【著者紹介】
武田綾乃 : 1992年、京都府生まれ。現在は京都府内の大学に通う大学生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    デビュー作。ラブストーリー大賞の隠し玉って事で三角関係の青春モノ。3者の視点で交互に進むので同じ場面が何度か繰り返され、そのときの感じ方の差がでてきます。そこが賛否両論ありそうな感じ。

  • 黒瀬

    けいと(男)は夏美(女)に。夏美(女)は泰斗(男)に、泰斗(男)はけいと(男)に、という変則的な三角関係に揺れる3人の少年少女。思春期特有の悩みや葛藤がリアルに描かれていて、やはりこういうのは若い作家ならではの勢いの良さというものを感じます。良い意味でこの3人は今以上の関係にも今以下の関係にもなれないのだなと思いました。

  • harupon

    高校の美術部員3人のややこしい三角関係。中高生の頃って異性よりも同性を好きになるって普通にあった。すごく分かり合える人に出会えるって、一生の内そうそう何度もめぐってこない。大人になるまでに、好きな人を大事に思う気持ちが育まれていくことが大事。なんか微笑ましく読み終えました。

  • タルシル📖ヨムノスキー

    武田綾乃さんのデビュー作。主人公は高校1年生の宮澤けいと、田村夏美、沖泰斗の3人。この3人の関係が宮澤が田村を、田村が沖を、そして沖が宮澤を好きだというちょっと変わった三角関係。とは言ってもそこは高校生。ドロドロした大人の三角関係とは違い実に爽やか。いやそれぞれが抱える家庭の事情とか、かなり深刻な部分もあるけれど、とにかく会話にスピード感とユーモアがあってテンポよく物語が進みます。まるで夏の日差しのような物語。この後彼・彼女たちはどうなるのかが気になるけれど、それをあれこれ詮索するのは無粋というものか。

  • Pure

    あっ、これいい(^-^)。高校生の心情をうまく書いています。全く同じシーンを二人の視点から書く手法にはちょっと感心できないけどね。全く同じ台詞を2回読まされるのはいかがなもんでしょう?でもね、みんな良いやつで、それぞれ個性があって、それぞれの考えがぶつかり合いながらも融合していく姿が良かったです。大人の世界では、こんな風にぶつかり合えないもんね。羨ましく思える、青春時代ってやつを感じさせてくれました(^-^)。

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