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精選女性随筆集 武田百合子 文春文庫

武田百合子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167921637
ISBN 10 : 4167921634
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

武田百合子が夫・泰淳と過ごした富士山麓での十三年間。友人や編集者と交流し、愛犬の死に悲しみ、四季の移ろいを澄明な目で見つめる。日々の生活の美しさと陰を克明に描いた『富士日記』のほか、ユーモラスな交遊録や、娘と過ごした晩年期など、天衣無縫ながらも丹念に綴られた名文を川上弘美が厳選した一冊。

目次 : 『富士日記』より(昭和三十九年/ 昭和四十年/ 昭和四十二年/ 昭和四十三年/ 昭和四十四年/ 昭和四十五年/ 昭和四十六年/ 昭和四十七年/ 昭和四十八年/ 昭和四十九年/ 昭和五十年/ 昭和五十一年)/ 『ことばの食卓』より(枇杷/ 牛乳/ お弁当/ 花の下/ 夏の終り/ 京都の秋)/ 『遊覧日記』より(浅草蚤の市/ 上野東照宮/ 藪塚ヘビセンター/ 世田谷忘年会/ あの頃)/ 『日日雑記』より/ 単行本未収録エッセイ(椎名さんのこと/ 富士山麓の夏)

【著者紹介】
武田百合子 : 1925(大正14)年、神奈川県生まれ。横浜第二高等女学校卒業。51年、作家の武田泰淳と結婚。夫の没後、77年に『富士日記』を発表し話題を呼び、田村俊子賞を受賞。79年に『犬が星見た―ロシア旅行』で読売文学賞を受賞。93(平成5)年、逝去

川上弘美 : 1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。94年「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。96年「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。19年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 埴谷雄高曰く「生の全肯定者」である百合子様のエッセイ。全部持ってるので、全部読んだことはあるやつ。しかし昭和40年代、女が運転してるだけでずーっと「おまんこおまんこ」ってトラックから叫び続ける男だとか、缶や吐瀉物を投げつけられるだとか、まあ百合子様も余裕で飲酒運転かまされてるけど、…治安よくなったね令和。もっとよくできるはずだよ令和。トリが大岡信に娘さんの花ちゃんが「悪魔のいけにえ」を勧めて、映画館途中退席するほどガチ切れた話だったのはなんでなんだい。

  • kibita

    編んだ川上弘美氏の前書きは、武田百合子の文章への愛爆発だ。入っている既読の『ことばの食卓』は好き。『富士日記』に関しては、ご主人や知らない人の話、献立がそっけなく書かれている人の日記の何がいいんだろうと読むのを後回しにしていたが…とても良い。武田百合子さんがとても魅力的な方だった事は伝わってくる。この方の本は購入して何度も読みたくなる。

  • きのこ

    川上弘美が選んだ武田百合子の随筆集。文春文庫から全12巻の女性随筆集が出ていて、その中の1冊。実は有名な「富士日記」は中公文庫の上巻しか読んでいないのだが、この日記の白眉は中巻や下巻にあるのだなあと感じた。ことに夫、泰淳が亡くなる前後のいくつかの随筆は何とも言いがたい多くの感情と描写に満ちていて、それでいて日常性を失わず感傷に流れない、本当に希有な文章だなと思った。川上弘美が「どこも切れなくて長くて入れられなかった」という「犬が星見た」は未読なので何かのご褒美にとっておいて読もう。

  • キー

    武田百合子が夫・泰淳と過ごした富士山麓での十三年間。友人や編集者と交流し、愛犬の死に悲しみ、四季の移ろいを澄明な目で見つめる。日々の生活の美しさと陰を克明に描いた『富士日記』のほか、ユーモラスな交遊録や、娘と過ごした晩年期など、天衣無縫ながらも丹念に綴られた名文を川上弘美が厳選した一冊。

  • けい

    富士日記は何度も読んでいますが、これからも折に触れて読みつづけると思う。究極に好きです。

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