白鳥評論 講談社文芸文庫

正宗白鳥

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062902700
ISBN 10 : 4062902702
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
283p;15

内容詳細

辛辣な文化欄記者として名を馳せ、のちには評論家として、独自のシニシズムに貫かれた透徹した視点で生涯にわたり旺盛な批評活動を展開した正宗白鳥。その膨大な評論群から、文学論と作家論の秀作を厳選。

目次 : 小説界新陳代謝の期/ 今年の文学雑誌/ 文学病/ 発売禁止について/ 雑感/ 「批評」の反応―直木氏の駁論に対して/ 芸術界の回顧と展望 文学界/ 文学雑感/ 無名作家へ(既成作家より)/ 文壇年頭の感〔ほか〕

【著者紹介】
正宗白鳥 : 1879・3・3〜1962・10・28。小説家。岡山県生まれ。東京専門学校(早稲田大学の前身)文学科卒。キリスト教に惹かれ受洗、内村鑑三に感化される。後に棄教の態度を示すが、生涯、聖書を尊重した。1903年、読売新聞社に入社、7年間、美術、文芸、演劇の記事を担当、辛辣な批評で名を馳せる。代表的自然主義作家として遇される。劇作も多く試み、評論でも重きをなした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ジャズクラ本 さん

    白鳥の様々な評論から一般文学論と作家論を撰したもの。一般文学論は当時の雑誌出版や発禁に対する見解、雑感などを語っており、ジャーナリストであったにも関わらず一部の発禁を認めているのは時代のためか。作家論は漱石、二葉亭、有島、藤村、秋声、秋江、泡鳴、小山内薫、逍遙、紅葉、荷風、太宰を論じている。お恥ずかしいことだがまともに読んだことがあるのは漱石、太宰ぐらいで有島と藤村に至っては代表作しか読んでおらず、他の文豪はそんなものかと明治の文壇を想像するしかなかったのが残念。追々これからゆっくり読んでいこうと思う。

  • yoyogi kazuo さん

    尾崎紅葉、坪内逍遥、二葉亭四迷から太宰治、三島由紀夫まで、リアルタイムで評論し続けた唯一無二の存在。国語の教科書から近代日本文学を削除しようとする動きの中では、正宗白鳥などますます忘れ去られるのだろう。しかし文学好きがこの面白さを知らないのは勿体ない。

  • Lieu さん

    文学論としては印象論というか、作品分析の点で物足りないところがあるが(おそらく批評される側にとってはたまったものではないだろう)、作家という特殊な種族の観察を通して人間一般の本性を僅かな言葉で言い当てている。だから才気漲るわけでも愚鈍極まるわけでもない平凡な文章のようでいて、大学才人の虚仮威しの文章よりも遥かに耐久性のある評論である。老人に対しても若手に対しても滅多にお世辞を言わず、自分の知識に自惚れもしないだけなので、本人の意識では別に斜に構えているわけではないのだろう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品