『愛の歌〜歌曲集〜ハイセ、ヴァイゼ、ランゲ＝ミュラー』　マティアス・ヘーゼゴー、トーヴェ・ロンスコウ

歌曲集〜ハイセ、ヴァイゼ、ランゲ＝ミュラー

3人のデンマークのロマン派作曲家による愛の歌を集めたアルバム。一番時代の古いC.E.F.ヴァイセは、実はデンマーク出身ではなくドイツ生まれですが（モーツァルトの妻コンスタンツェとも知り合いでした）、15歳の時にコペンハーゲンに行き、当時流行していた文学の影響を受けて音楽の中にもデンマークの民俗性を採りいれました。アルノール・ハイセは当時、素晴らしい歌を書く作曲家として知られ、管弦楽曲や室内楽曲を含む100以上の作品を残しましたが、現在では忘れ去られています。ランゲ＝ミュラーは最近復興の兆しのある人で、ほとんど独学ながらオペラ、管弦楽曲、劇場音楽、合唱作品、200以上の歌曲、ピアノ曲など広範囲の曲を書いています。ただ、やはり大規模な作品は冗長感が否めず、このような小さい歌曲で彼の真価が発揮されているようです。
　若きリリック・テノール、マティアス・ヘーゼゴーによる感動的な歌唱でどうぞ。（輸入元情報）

【収録情報】
ペーター・アルノール・ハイセ[1830-1879]：
● 危険な夢
● Kjaerlighedssange: No.1: Varsang i host
● Erotic Poems 第1番
● Lauras sange: No.2: Nar svanen drommende
● 美しい女ベアトリス
● Erotic Poems 第4番

クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼ[1774-1842]：
● ジングシュピール「眠り薬」〜Skon Jomfru, luk dit Vindu op
● Wallenstein: Dybt skoven bruser
● Mit elskte barn
● Et eventyr i Rosenborg have
● Axel og Valborg: Det var ridder hr. Age
● Ludlam's hule: Der er en O i Livet
● Signelil

ペーター・エラスムス・ランゲ＝ミュラー[1850-1926]：
● 6つの民謡 Op.18-4: Skin ud, du klare solskin
● 4つの歌 Op.19-1: Himlen ulmer svagt i flammerodt
● 8つの民謡 Op.34-3: 夜更けて露のおりるころ
● 6つの民謡 Op.18-3: Lille rode ronneaer
● 4 Digte, Op.31-2: Ved lovfaldstid
● 8つの民謡 Op.34-6: I Wurzburg ringe de Klokker til Fest
● 3つの歌 Op.4-2: Akande
● 歌曲集「海辺の歌」Op.54
● I mester Sebalds have, Op.3-1: Genboens forste vise

　マティアス・ヘーゼゴー（テノール）
　トーヴェ・ロンスコウ（ピアノ）

　録音時期：2009年10月12,13,15,16日
　録音場所：Danish Radio Concert Hall, Copenhagen, Denmark
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）