お春 中公文庫

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122067684
ISBN 10 : 4122067685
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
追加情報
:
237p;16

内容詳細

浅草乾物問屋の一人娘・お春。十七の初心な身はやがて、男遊びと淫蕩の末に死んだ美しい母の血と面影を蘇らせていく。名を騙り夜這を仕掛ける番頭、女を弄ぶ美貌の若侍…色を知ったお春が舐めた、男と女の奈落の味。橋本治が「夢のような愚かさを書いてみたい」と文豪・谷崎に捧げた快作時代小説。

【著者紹介】
橋本治 : 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。19年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アンベラー さん

    谷崎潤一郎は読んでないので比較にはならないけどお春を本当に思いやる人間が最後に現れてこの場面のために話は続いてたのかと思った

  • 陽ちゃん さん

    美しく、ちやほやされるお春ですが、父にも亡き母にも、そしてずっと側にいる乳母のお米にも正面から向かい合ってもらったことはなかったのでしょうね。登場人物がそれぞれ自分の思いだけで動いているような気がします。なので、ラストでお春の婿養子となった孫三郎がお春を気遣う様子に救われました。

  • Panja Morimoto さん

    橋本治の手による世話物歌舞伎のような展開で一気に読んだ。

  • Nana Gotoh さん

    登場人物が皆、愚かだったり凡庸だったり救いがない中、最後の最後に、男として最も尊い行動をする人間が現れ、救われました。

  • phlooi さん

    大店のお嬢様お春が拐かされた先での白昼夢のような日々。。。お春を始め亡き母、父、乳母、番頭、等々の登場人物たちの身勝手さが面白かった。唯一愛のある婿の孫三郎には、お春じゃなくても「お前さん!」って言っちゃう。

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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