盛り場はヤミ市から生まれた

橋本健二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787233967
ISBN 10 : 4787233963
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
295p;21

内容詳細

敗戦直後、非公式に流通する食料や雑貨などが集積し、人や金が行き来する空間として形成されたヤミ市は、猥雑でありながら活気にあふれ、憩いの場としても愛された。そして戦後の都市商業を担う人々を育て、その後に続く新たな商業地や盛り場を形成した。東京の新橋・新宿・渋谷・吉祥寺をはじめ、神戸や盛岡などでの調査から、ヤミ市が戦後日本に与えたインパクトを描く。ヤミ市とテキヤの関係を探る論考や、全国ヤミ市の概要をまとめる充実の資料を増補した決定版。

目次 : 序章 ヤミ市―戦後社会の出発点/ 第1章 東京の戦後復興とヤミ市/ 第2章 戦後都市とヤミ市―ケース・スタディ/ 第3章 ヤミ市と戦後文化/ 第4章 ヤミ市研究を振り返る―松平誠氏インタビュー/ ヤミ市関係文献・資料目録/ 東京主要部のヤミ市地図/ 地方史誌から見た全国ヤミ市の概要

【著者紹介】
橋本健二 : 1959年、石川県生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授。専攻は理論社会学・格差社会論

初田香成 : 1977年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助教。専攻は都市史・建築史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紙魚 さん

    自由市場、青空市場へ改称しようとして失敗しているのは微笑ましい。民衆はヤミ市という言葉の方が気に入ったのだ。 終戦後肉が大量に出回ったのは初耳だ。英米兵に喰われるよりはと大量に密殺し値下がりを起こしたらしい。意外なところで日本人の意地がある。まあ畜産は面倒なこともあるし、身軽になりたいという思いも少なからずあったろう。

  • お萩 さん

    この一冊でも十分ヤミ市知識を得られるが、さらにヤミ市が描かれた小説や映画まで一覧に載せてくれているのが嬉しい。

  • Hisashi Tokunaga さん

    蒲田区あるいは蒲田駅西口が東京都圏内で一大ヤミ市の集積地だった事がわかる。こうしたヤミ市をまとめた東京露店商同業組合の支部幹部が区議会あるいは都議会議員として活躍の道をたどる事も興味深い。神戸や盛岡の事例や闇市文化論への言及は後日楽しみたい。

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橋本健二

1959年石川県生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。東京大学教育学部卒業、同大学大学院博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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