横溝正史自選集 1 本陣殺人事件/蝶々殺人事件

横溝正史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784882933083
ISBN 10 : 488293308X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年12月
日本
追加情報
:
20cm,382p

内容詳細

著者自選の傑作集が愛蔵版で登場。金田一耕助初登場の記念碑的作品「本陣殺人事件」、探偵・由利麟太郎が活躍する「蝶々殺人事件」。日本に本格探偵小説を根付かせた歴史的名作2編を収録。貴重な資料群を完全網羅。

【著者紹介】
横溝正史 : 1902年、神戸市生まれ。大阪薬専卒。21年、「新青年」に「恐ろしき四月馬鹿」を発表。26年、博文館に入社して「新青年」の名編集長として腕をふるい、江戸川乱歩らとともに日本探偵小説黎明期の中心人物として活躍した。32年、作家専業となった直後、喀血して闘病生活を余儀なくされるが、「鬼火」「真珠郎」などを発表、再起をはたす。戦後はいちはやく本格物に力を入れ、48年、金田一耕助の初登場する「本陣殺人事件」で探偵作家クラブ賞長編賞を受賞した。40年代から50年代にかけて「獄門島」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」など、金田一シリーズを次々と発表、のちに横溝正史ブームを起す。81年、79歳で他界するが、60年間の作家生活の最後まで、新作の構想を練っていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うーちゃん さん

    図書館でこの素敵な"自選集"を見つけてしまったので、金田一耕助再読祭りをひっそりと開幕することにした。いつもの角川文庫じゃないのが新鮮。私は日本の名探偵の中でいちばん好きなのが金田一なので、彼の初登場長編である「本陣」は不滅の傑作だと思っている。婚礼の夜、雪の離れ家、琴の音、血塗れの新郎新婦・・。密室トリックに目がいきがちな作品だが、ホワイダニットとしても優れた作品だと認識。まさに"本陣の悲劇"だ。「蝶々」は金田一ものではないが自選集に入るのも納得の完成度。巻末の横溝正史による随筆も興味深かった。

  • ジャムうどん@アカウント移動してごはんになります さん

    本陣殺人事件が読みたくて借りてきましたが、蝶々のほうが好みだった。本陣はハウダニット、蝶々はフーダニットの名作。横溝さんの文には、ほかの作家にはない不思議な雰囲気があり、とても素敵。どちらも、なかなか面白かった。

  • イ.イ さん

    文庫版と迷ったけど、「蝶々殺人事件」も読みたかったのでこちらで再読。横溝正史作品はそのおどろおどろしい独特な雰囲気が良い。「本陣〜」の方は、『金田一耕助シリーズ』1作目。国内ミステリの密室モノで必ず作品が上がる有名作。「蝶々〜」は『由利先生シリーズ』の代表作と言って良い作品。元々犯人当ての作品らしく上質なフーダニットだった。この一冊で二作の名作が読める他、初刊本のあとがきがあるなど巻末付録も凄く充実した一冊となっている。当然だが、名作は何回読んでも、いつ読んでも名作は名作だ。

  • 水生クレイモア さん

    金田一耕助と由利麟太郎、横溝正史の生み出した2人の名探偵の最初の事件。 ●本陣殺人事件…密室トリックの豪快さはもちろん、「3本指の男」のロジックも見所。 ●蝶々殺人事件…「樽」に倣った地道なアリバイ崩し、読者への挑戦状の後に消去法で犯人が特定されていくのはやはり鮮やか。余談ですが「探偵は みんな集めて さてと言い」の初出でもあります。

  • 才藤清彦 さん

    ずっと読んでみたかった由利麟太郎シリーズの蝶々殺人事件。基本的にはハウダニットに重きを置いた作品。非常に面白かった。

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人物・団体紹介

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横溝正史

1902年、神戸市生まれ。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説雑誌「宝石」に『本陣殺人事件』『獄門島』『悪魔の手毬唄』などの名作を次々と発表。映画「犬神家の一族」で爆発的横溝ブ

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