クラシックの愉しみ アナログ主義者が選んだ名指揮者・名歌手・名演奏家

横溝亮一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041103913
ISBN 10 : 4041103916
フォーマット
出版社
発行年月
2013年03月
日本
追加情報
:
326p;20

商品説明

クラシックの愉しみ
アナログ主義者が選んだ名指揮者・名歌手・名演奏家
横溝亮一


往年の名演奏家たちの来日時のエピソードなどを交え、音楽評論家として長いキャリアを持つ著者が、独断と偏見で語り継ぎたい名場面、名演奏について綴った演奏家論。
 父・横溝正史と蓄音機に耳をかたむけた幼少期から70年。コルトー、カザルス、カラスなど、名演奏家たちの実際の演奏姿を数多く目の当たりにしてきた著者の文章はドキュメントとしても面白く、また来日時の撮影などを中心に、多数の写真を掲載し、それぞれの演奏家の姿を浮き彫りにする手法も効果的です。
 さらに巻頭には、音楽写真家・木之下晃氏の撮影による16枚の写真を掲載した「20世紀のマエストロたち」というコーナーも置き、文書の情報を視覚的にもサポートした構成となっています(ちなみに木之下晃氏がこの本のために提供した写真は全部で58点となります)。(HMV)

【内容】
昨今、世界を見渡して、ホヤホヤと湯気を立てるような素のままの音楽を聞かせる指揮者はすっかり影をひそめてしまった。みんな器用で、上手。でも体を貫かれるような、胸の中で、興奮がいつまでも踊って熱い……、そんな経験はほとんど持てない。時代はどんどん、クラシックから離れるのは致し方ないのか。みんなマスメディアに合わせた音楽をしようとして、いつの間にか「クラシック」は「モダンIT音楽」に化けてしまった。だが、音楽家自身、その変容に気づいていないのではないか。(「N響を育てた指揮者たち」より)

【目次】
■ショパンの詩心に迫る演奏(アルフレッド・コルトー)
■時代を画した表現者たち(ゲルハルト・ヒュッシュ/マリアン・アンダースン)
■精神性と人間性(ヨーゼフ・シゲティ/ユーディ・メニューイン)
■ヨーロッパの音楽の正統は今(ウィーン・フィル/チェコ・フィル)
■緊密なるアンサンブル(ブダペスト弦楽四重奏団/バリリ四重奏団)
■スマートなカリスマ指揮者(ヘルベルト・フォン・カラヤン)
■NHKイタリア・オペラの興奮(レナータ・テバルディ/デル・モナコ/ジュリエッタ・シミオナート)
■N響を育てた指揮者たち(ヨーゼフ・ローゼンシュトック/ウォルフガング・サバリッシュ/ロブロ・フォン・マタチッチ)
■言葉を大事にしたソプラノ歌手
(エリーザベト・シュヴァルツコップ)
■ニューヨーク・フィルと若き日のオザワ(レナード・バーンスタイン/小澤征爾)
■2人の異質な天才(ルドルフ・ゼルキン/アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ)
■巨漢、巨音のメタボ楽団!?(ボストン交響楽団(指揮=シャルル・ミュンシュ)/レニングラード・フィル(指揮=エフゲニー・ムラヴィンスキー)
■訪日した一流作曲家(イーゴリ・ストラヴィンスキー/ベンジャミン・ブリテン)
■ロシアからきた大物ピアニスト(エミール・ギレリス/スヴャトスラフ・リヒテル)
■天性のユダヤ人ヴァイオリニスト(アイザック・スターン/ダヴィッド・オイストラフ)
■ウィーンの''三羽カラス''(パウル・バドゥラ=スコダ/イェルク・デームス/フリードリヒ・グルダ)
■寿司とタケミツ(ジャン・ピエール・ランパル/オーレル・ニコレ)
■阿修羅のごとく(クリーヴランド管弦楽団(音楽監督=ジョージ・セル)/シカゴ交響楽団(音楽監督=ゲオルク・ショルティ))
■激動の時代を生きたピアニスト(フー・ツォン)
■朗々と歌い上げるワグネリアン(ヒルギット・ニルソン/ハンス・ホッター)
■ドイツを代表する2楽団(ドレスデン・シュターツカペレ(音楽監督=クルト・ザンデンリンク)/ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(音楽監督=フランツ・コンヴィチュニー))
■ふたりの対照的なヴァイオリニスト(ヘンリク・シェリング/アルテュール・グリュミオー)
■真のマエストロ、クライバー親子(エーリッヒ・クライバー/カルロス・クライバー)
■20世紀後半を担ったピアニスト(マルタ・アルゲリッチ/マウリッツオ・ポリーニ)
■ドイツ・オペラはアンサンブル・オペラ(ベルリン・ドイツ・オペラ)
■したたかすぎるカリスマ指揮者(レオポルド・ストコフスキー/セルジュ・チェリビダッケ)
■不世出のソプラノ歌手(マリア・カラス)
■指揮者兼ピアニスト(ウラディーミル・アシュケナージ/ダニエル・バレンボイム)
■権力と戦う熱き情熱(パブロ・カザルス/ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)
■思慮深いツィメルマン、奔放だけど緻密なシフ(クリスティアン・ツィメルマン/アンドラーシュ・シフ)
■薬をやめてよみがえる筋肉マンの巨匠(ウラディミール・ホロビッツ)

内容詳細

これぞベスト・オブ・クラシック。異論、反論大歓迎。音楽評論家歴70年の著者が独断と偏見で、語り継ぎたい名演奏を綴る。

目次 : ショパンの詩心に迫る演奏―アルフレッド・コルトー/ 時代を画した表現者たち―ゲルハルト・ヒュッシュ/マリアン・アンダースン/ 精神性と人間性―ヨーゼフ・シゲティ/ユーディ・ニューイン/ ヨーロッパの音楽の正統は今―ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団/ 緊密なるアンサンブル―ブダペスト弦楽四重奏団/バリリ四重奏団/ スマートなカリスマ指揮者―ヘルベルト・フォン・カラヤンNHKイタリア・オペラの興奮―レナータ・テバルディ/マリオ・デル・モナコ/ジュリエッタ・シミオナート/ N響を育てた指揮者たち―ヨーゼフ・ローゼンシュトック/ウォルフガング・サヴァリッシュ/ロブロ・フォン・マタチッチ/ 言葉を大事にしたソプラノ歌手―エリーザベト・シュヴァルツコップ/ ニューヨーク・フィルと若き日のオザワ―レナード・バーンスタイン/小澤征爾〔ほか〕

【著者紹介】
横溝亮一 : 1931年、作家の横溝正史の長男として東京に生まれる。早稲田大学第一文学部英文科卒業。東京新聞文化部音楽担当記者を経て77年に音楽評論家となる。100回を超える渡航を重ね、2005年にフィンランド政府よりフィンランド獅子勲章騎士第1級章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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横溝亮一

1931年、作家の横溝正史の長男として東京に生まれる。早稲田大学第一文学部英文科卒業。東京新聞文化部音楽担当記者を経て77年に音楽評論家となる。100回を超える渡航を重ね、2005年にフィンランド政府よりフィンランド獅子勲章騎士第1級章を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

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