伶也と 文春文庫

椰月美智子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167909765
ISBN 10 : 4167909766
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

ふたりが迎えた衝撃の結末は最初のページで明かされる!―32歳の直子は初めて訪れたライブで「ゴライアス」のボーカル・伶也と出会う。持てるお金と時間を注ぎ込み、すべてをなげうち伶也を見守り続ける直子。失われていく若さ、変わりゆく家族や友人たちとの関係。恋愛を超えた究極の感情を描く問題作!

【著者紹介】
椰月美智子 : 1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『しずかな日々』で07年に第45回野間児童文芸賞、08年に第23回坪田譲治文学賞を受賞。17年に第3回神奈川本大賞を受賞した『明日の食卓』(KADOKAWA)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • misa* さん

    誰もかれもが人生捧げてしまえるような恋に落ちるわけでもなく、恋人でもなく友達でもない、そんな存在でもいいから傍にいたい、支えたいと思う相手に出会えるわけでもない。直子はそんな彼に出会えて本当に幸せだったのだろう。どんな苦労も厭わない真っ直ぐな想いに胸が切なくなると同時に羨ましく感じられない、悲しい日々。けれど直子の人生は大好きな彼と生涯繋がっていられたことで報われたのだろうか。昔あたしもバンドマンとお付き合いして、ステージに立つ彼を恋い焦がれていた時もあったけれど、直子のようにはとうていなれないだろうな。

  • ピロ麻呂 さん

    人気バンドのボーカル伶也に恋する追っかけの直子。しかも70歳を過ぎて死ぬまでずっと…そこまで芸能人を好きになれる?(^_^;)伶也がこれまたトラブルメーカーで未成年に手を出したり、バンド仲間と殴りあったり、覚醒剤使用、アル中、占い師の洗脳…無茶苦茶なヤツ。それでも見捨てずにサポートする直子は凄い(^_^;)でもそこまで愛せる人に出会えたことは幸せなのかも。

  • えりこんぐ さん

    なんとも悲しいお話。。推しは尊い。でも手が届かない存在。それがある日、言葉を交わせる関係になってしまったら? 直子を愚かだと笑えるかな。きっと私も甘やかしちゃうしさ笑 偶然にも今日は推しのお誕生日🎂 無事に活躍してくれてる事に感謝。【積読18】

  • カブ さん

    初めて行ったライブで、ボーカルの怜也を知った直子は、その一生涯を彼に捧げ、最後は一緒に死を迎える。いわゆる芸能人にそれほどまでに入れ込めるのか?そこには普通の恋愛感情とは違った感情があったのか?夢と現実の区別がつかなくなってしまったのか?ちょっと理解を超えた物語。

  • ちえ さん

    最初のページで明かされている結末。推しも極限まで行くとこうなるのか…。これは純愛かホラーか。百歩譲歩して直子は結局幸せだったとしても、伶也がこれで良かったのか。見方によっては直子が抱え込んだことでここまで行ってしまったとも考えられ複雑。〈推しのいる生活は毎日がフェスティバル〉という日ハムのキャッチコピーに良いな(・∀・)と思ったけど、ここまで来ると怖すぎ(・_・;)

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人物・団体紹介

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椰月美智子

1970年神奈川県生まれ。2001年『十二歳』(講談社)で講談社児童文学新人賞を受賞し、翌年デビュー。『しずかな日々』(講談社)で07年に野間児童文芸賞、08年に坪田譲治文学賞をダブル受賞。17年『明日の食卓』(角川文庫)で神奈川本大賞を受賞。20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(小峰書

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