自由貿易はなぜ必要なのか

椋寛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641165670
ISBN 10 : 464116567X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
椋寛 ,  
追加情報
:
254p;19

内容詳細

自由貿易に対して人々が抱きやすい誤解を解くために、生活との関わりからメリットとデメリットを整理し、その是非を問い直す。

目次 : 序章 自由貿易の危機/ 第1章 輸出は「善」で輸入は「悪」なのか―自由貿易のメリット/ 第2章 貿易赤字は何を示唆するのか―交易条件の悪化こそが問題/ 第3章 輸入制限は回り回って自国を苦しめる―アウトソーシングと中間財貿易/ 第4章 輸入や企業の海外進出は失業者を増やすのか―グローバル化と雇用問題/ 第5章 モノだけでなくサービスの貿易も重要に―国境を越えるサービス・文化/ 第6章 自由貿易はなぜ嫌われるのか―貿易政策の政治経済学/ 第7章 バターはなぜ消えたのか―関税のしくみと効果/ 第8章 保護貿易で新しい産業を育てることができるのか―幼稚産業保護政策/ 第9章 貿易自由化をいかに進めるか―WTOにおける貿易交渉とFTAの拡大/ 終章 自由貿易との向き合い方

【著者紹介】
椋寛 : 学習院大学経済学部教授。1997年、横浜国立大学経済学部卒業。2002年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2006年、東京大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かろりめいと さん

    結構難しかった。自由貿易の是非について一般向け(たぶん大学生以上)に書かれたもの。グローバル化・相互依存化で貿易関係も複雑になった。「貿易黒字=良い、貿易赤字=悪い」と簡単に言えるほど単純ではない。今までTPPってどうなん?って思ってたけど、必要ということが分かった。相変わらず日本農業は保護されているということも分かった。とても面白かった。

  • 四ツ谷 さん

    なかなかの良書。貿易収支を見ていて、巨額な赤字を出している米国はなぜ未だに経済大国でいられるのか。そもそも貿易統計が表しているのは何を意味するのか疑問になって手に取った。貿易収支が赤字であることを今まで自分は「悪」だと考えていたが必ずしもそうでないことを知ることができた。自由貿易に対する反対意見の声が大きい分、本書のような自由貿易賛成派の意見は貴重だと思う。関税や幼稚産業保護の難しさ、自由貿易との個人への影響など、マクロからミクロまで簡単に幅広く解説されている…(ヽ´ω`)

  • 2021 GT さん

    貿易赤字は悪なのか、という命題から始まってバターの供給不足や焼酎の酒税が上がった件など、貿易や経済の素人にもわかりやすいテーマがあって大変面白かったです。

  • smach さん

    基礎的なところから懇切丁寧・かつ親しみやすい例と一緒に分かりやすい文章で解説されており、なおかつ体系的に国際経済学のあらましを理解することができる。しかし経済系専攻の学生であったり、ある程度の知識があれば比較優位などについての詳説が煩わしく感じることもあるかもしれない。が、熟知している部分は読み飛ばしながらでも読む意義はあると思う。特に第6章の政策決定プロセスからの切り口は新鮮で大変面白く読んだ。

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