A3

森達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797671650
ISBN 10 : 4797671653
フォーマット
発行年月
2010年11月
日本
追加情報
:
536

内容詳細

なぜ「あの事件」から目をそむけるのか。多くの謎と副作用ばかりをこの社会に残し、何も解明されないまま急激に風化されつつある「オウム事件」。新しい視座で「オウム」と「麻原彰晃」、そして日本人の本質に迫る。〈受賞情報〉講談社ノンフィクション賞(第33回)

【著者紹介】
森達也 : 映画監督/作家。1956年、広島県呉市生まれ。テレビ番組制作会社を経て独立。98年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。現在は執筆が中心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    オウム真理教の一連の事件でいかに裁判として不備があったのかを徹底的に追求した1冊。組織犯罪をトップが裁かれるというのは因果関係を合わせないといけないので、やはり難しいんだろうな。それでもトップが訴訟能力がなくて裁判停止とかになったら、あれだけの事件を起こして世論が許さないだろうな。そして人をサリンで殺めた組織を市民感覚としてもう大丈夫と信じて松本死刑囚の身内を一般人と同じ扱いにするのは普通無理だろうと思う。誰でも罪を償ったとしても再犯するのではないかと疑うのは人間として当たり前の反応だなとも思った。

  • 遥かなる想い さん

    第33回(2011年)講談社ノンフィクション賞。 オウム真理教麻原彰晃裁判を追う 物語である。 著者は テレビ番組制作に携わってきた ようだが、執拗なほど 麻原裁判の異常さを 読者に伝える。 無意識のうちに 皆が心に持つ 「オウムは特別であり、例外である」という感覚に警鐘を鳴らしているのだろうか ..それにしても、麻原彰晃の異常さと オウム裁判の異常さだけが、記憶に残る 本だった。

  • ケイ さん

    読むのがしんどいのは長いからだけではない。雑誌の連載をまとめたものだから、全体としてまとまりに欠けるというわけでもない。読み進めるごとに、作者の考え方の偏り、他人の意見に耳を貸さない姿勢、自分と考え方の違うものに対する批判・攻撃的な態度が、著しく目についたからだ。麻原の家族を心配するのはいいが、オウムにより殺された人、心身ともに癒えぬキズを残された人や家族への思いやりがまずあってのことだと思う。作者を批判するには、とにかく最後まで読もうと思ったので、つらい読書だった。

  • キク さん

    28年前の今日、地下鉄サリン事件が起こった。結局僕たちは「オウムとは、麻原彰晃とはなんだったのか?」という問いに答えられていない。著者は「このまま壊れた麻原彰晃を死刑にして、それでいいのか?」と裁判と並行して問いかけ続けた。様々な意見は当然ある。むしろ、なければおかしい。ただ、この本は信頼していい。農家が土を握れば農地の状態を理解するように、登山家が雲の形から悪天候を予測できるように、読めばわかる。僕は自分のことは信頼していないけど、読んできたたくさんの本のことは信頼している。この本は読むべきなんだと思う

  • manamuse さん

    失禁・脱糞・常同行動が見られ、明らかに詐病ではなく壊れていた麻原彰晃に精神鑑定を受けさせなかったのはおかしいという著者の訴えは理解できる。責任能力ではなく、訴訟能力があるかどうかだ。なのに全てが前代未聞と例外視され、検察や公安や本当にクソなのと、マスゴミに煽られた世論が死刑を早めてしまったのではないかということ。死刑になって執行されればいいのか?宗教が戦争を推進するという著者の考えには賛同できず、リタイヤ。

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