森悦子

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白山風露 句集

森悦子

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784781417745
ISBN 10 : 4781417744
Format
：
Books
Publisher
：
ふらんす堂
Release Date
：
October/2025
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
森悦子 ,  

Content Description

●第二句集

妖精の降りたるやうに福寿草

福寿草には白山市松任地区の松任芽と云う早咲種がある。人を思い故里をこよなく愛した半生を松任芽に例えるに異存はない。これはその結実の一句である。

中西石松

◆自選十二句
冴返る木地師の壁の鑿鉋
空蝉の風に吹かるる一揆道
鳥渡るきみのブローチ光るとき
如月の潮満ち来たる能舞台
あぢさゐに溺れてしまふ昼の月
この村に母生き抜けり青田風
ゲルニカの課外授業やパリの夏
白山の水の香りの梨を剥く
薔薇の風ゆつくりと干す濯ぎもの
白杖の人の手を取る秋の蝶
きちきちの足美しく棲みつきぬ
花筏文書くやうに続きをり

【著者紹介】
森悦子 : 昭和２３年石川県能美郡川北村（現川北町）生まれ。令和６年雪垣賞受賞。現在、俳人協会会員、石川県俳文学協会常任理事、白山市俳句協会会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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