ヴァンデ戦争 フランス革命を問い直す ちくま学芸文庫

森山軍治郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480511171
ISBN 10 : 4480511172
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
544p;15

内容詳細

「自由・平等・友愛」を掲げて行われたフランス革命。その革命政府によって課された重税、徴兵令や、カトリック教会への抑圧などに反発して起こったフランス西部・ヴァンデ地方の民衆蜂起は、「カトリック王党軍」という反乱軍を組織して、共和軍との数年に及ぶ内戦へと突入した。革命政府は、ヴァンデ地方での無差別の大量殺戮をもってこれを弾圧し、1793年から96年にかけて革命の名の下に数十万の民衆が犠牲となる。ヴァンデの人々はフランス革命をどう捉え、何を目的に行動したか。史料に基づいて、「後進地域の狂信的民衆による反革命蜂起」とみなされてきた戦争の実態を克明に描く。

目次 : 1 つくられたイメージ/ 2 革命への期待と願望/ 3 急旋回―抵抗の原因をめぐって/ 4 怒涛のごとく/ 5 連戦連勝/ 6 民衆の組織・論理と感性/ 7 防衛戦への転化/ 8 西北西の風に抗して/ 9 処刑と虐殺/ 10 その後のヴァンデ

【著者紹介】
森山軍治郎 : 1941‐2016年。北海道生まれ。専門はフランス革命史、日本近代民衆史。北海道大学文学部卒業ののち、専修大学北海道短期大学教授などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MUNEKAZ さん

    フランス革命に対して「カトリック王党軍」が起こした大規模な反乱を描く。はじめに研究史を紐解き、都市ブルジョワVS無知蒙昧な農民というステレオタイプな見方を批判する。反乱の中心となったヴァンデ地方は、迷信深い田舎ではなく順調な経済発展を遂げた地域であり、住民が中央に出した要望も革命の大義と争う部分は少ないことを指摘。ただ宗教的な統制策や徴兵令によって地域の基盤が揺らいだことで、大規模な反乱に至る。革命軍による虐殺は凄まじく、ナチスの蛮行も思い起こさせるところ。革命の大義とは何だったのかを再考させられる。

  • Go Extreme さん

    つくられたイメージ: ボカージュとマレ ユゴー マチエとソブール ゴデショとテュロー 革命への期待と願望: 民族意識 経済的繁栄 急旋回 社会経済的要因 民住文化論 不平等を生む革命 怒濤のごとく: 3月蜂起 マシュクール事件 中部軍結成に向けて 連戦連勝: 最大の大激突 東部主要都市の制覇 カトリック王党軍 最高司令官 民衆の組織・論理と感性: 教区会議 最高会議の政策 防衛戦への転化 西北西の風に抗して: ロワール越え 処刑と虐殺: 集団銃殺 地獄部隊 その後のヴァンデ: 終息に向けて 民衆意識の持続

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