CD

森山威男

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TKCK3002
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

復帰後の森山の音楽活動において、それまで以上に、若手との刺激的な共演が目立っているが、そうした中で、田中信正、音川英二の二人は今後の日本ジャズ界における最も注目すべき逸材としての輝きを持った二人である。

 森山の持つ世界は、あえて言えば極めて日本的なメロディを持った叙情溢れる、激しいジャズといっていいだろうか。

 ここに聴ける音川の優雅な“イン・ア・センティメンタル・ムード”でさえ、聴く者が油断した瞬間を狙ったように森山の容赦ないスネアでのブラシ攻撃が飛んでくる。

 続く田中のピアノも様々なユニットでの演奏を点展開する田中にとっては比較的オーソドックスな演奏としてもいいかもしれない。

 しかし、どの演奏もサウンド全体を多いいかんとも表現し難い“森山的な”世界が印象的だ。

 同時発売された『森』『山』は表裏一体をなしさらに『山』においては、ジョン・コルトレーンの演奏のサウンド的な精神を伝承するサックス奏者、ジョージョ・ガーゾーンの作品を3曲も採り上げた「ガーゾーン」サイド集となっており、ここでは田中も“待ってましたと”大爆発を見せてくれる。

 ライヴなら「モリヤマっ」と声が かかりそうなマグマの塊となった演奏は森山威男がいまだ最高のレベルのエネルギーをその体内に内包していることを証明して見せてくれる。

 ガーゾーンの健在ぶりは、ジャズが100年の歴史の中に幾つもの伝統と、優れてしかも普遍的な高みを持っていることを認識させてくれる。凡百のコルトレーン・トリビュート作品と一線を画した作品になった。

内容詳細

山下洋輔トリオで怒涛のリズムを披露してきた森山の2002年作。見事にシェイプアップしたバップ・ドラミングの後方から前衛の遠い雷鳴が雲を運ぶ。マックス・ローチに似た見事な空間構成力。入院中の父を思う短い随筆が絶品。年齢と愛が描かせた至上の詩。ぜひ読んでみて。★(鷲)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. フォックス・イン・ザ・ウッズ
  • 02. サウンド・リバー
  • 03. ヘイ、オープン・ナップ
  • 04. トリビュート・トゥ・トレーン
  • 05. サンライズ

ユーザーレビュー

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ドラマーのリーダーアルバムの録音がドラム...

投稿日:2004/03/30 (火)

ドラマーのリーダーアルバムの録音がドラムに重きを置いて何が悪い。しょうもない批判はしないように。それよりも、大胆かつ繊細、自由にして均整のとれたサウンドに思いをいたすべきである。全てのドラマー、いや、趣味であれなんであれ音楽を志す者は必聴のアルバムである

ジャズ大名 さん | 静岡 | 不明

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すごい。特にサックスとのデュオは良い。だ...

投稿日:2003/07/13 (日)

すごい。特にサックスとのデュオは良い。だけど録音がドラムに重心をおきすぎていて、他の楽器のパワーがちょっと伝わってこない。

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