失われた猫

森博嗣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334927929
ISBN 10 : 4334927920
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
1冊 18×19cm

内容詳細

白い猫は建築家。斑の猫は革命家。伝説の猫は、ずっと昔にいなくなった―『猫の建築家』から9年。新たな贈り物が届きました。みずみずしく深遠な物語詩と、情緻に描かれた猫だけがいる街。

目次 : 駅前夜景/ かわるものかわらない猫/ 猫と時間/ 入り口/ 流れ/ 温度/ 丘/ 展望/ 地下鉄/ サイレン〔ほか〕

【著者紹介】
森博嗣 : 1957年、愛知県生まれ。1996年、『すべてがFになる』(講談社)で第1回メフィスト賞を受賞し、デビュー。以後、続々と新刊を発表、たちまち人気ミステリィ作家となる

佐久間真人 : 1973年、愛知県生まれ。1993年ごろから、本格的に創作活動をはじめる。1998年からは、銀座の画廊「ボザール・ミュー」で個展を定期的に開催している。装画を担当した書籍・雑誌のほか、小説誌でも多くの挿絵を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    歩き続けろ。問い続けろ。輪廻転生する度に建築家になる白い猫。斑の猫は革命家。遠くを見通す目を持つが何もしない。「今が良ければいいのか?」「どうしてもっと上を見ない?」。時はただ流れていく。猫は何一つ変えられない。変えようとしない。何度生まれ変わっても、猫は猫だ。だが変わらないようで、何もかも変わっているのだ……。古い写真のような風景を歩く猫たち。暗示的な物語詩。一番大事なのは「運命と自分の一致」。変化が尊いのではない。しかし、運命に適応するため変化が必然なら変わらなくてはならない。猫にはそれが分かるはず。

  • みかん🍊 さん

    詩的で哲学的な絵本です、白い猫は建築家、斑の猫は革命家、猫はそれを知っている、伝説の猫が表れることを、猫の予感は真実、大切なのはいつも遠くを見ることだ。人間が出て来ない列車と猫の絵と日本語と英語の文章で不思議名世界観の絵本です。

  • 雪うさぎ さん

    佐久間さんのイラストを七並べのようにならべて、森さんが物語を綴る。朝が来ても夜が来ても、時刻はいつも12時23分。松尾芭蕉が奥の細道へ旅立ったみたいに、猫も旅立つ。夏草や 兵どもが 夢の跡。世界には変わるものと変わらないものがある。残るものと残らないものも。しかし、永遠の前ではどちらも同じだ。ただ、猫にはこだわりがある。哲学がある。たとえ朽ち果てようとも自分の足跡を残したいのだ。そしてそれは美しくなければ意味をなさない。その問いを求めて今日も旅をする。そう、問うために猫は生まれてきたのだから。

  • 紫 綺 さん

    リハビリ終了後の病院の図書室で出遭った。何となく借りてきたのだが、すばらしい出遭いとなった。もろ好みのイラストに、何故かワクワクする哲学的な文章、しかも和と洋。前作の「猫の建築家」にも遭いに行こう。

  • nemuro さん

    『猫の建築家』(文庫版で2009年11月読了、2022年9月再読)の姉妹編。図書館から借りてハードカバー版にて。帯に「白い猫は建築家。斑の猫は革命家。伝説の猫は、ずっと昔にいなくなった」更に「みずみずしく深遠な物語詩と、精緻に描かれた猫だけがいる街」とあった。巻末「The Last Cat*Index」の「駅前夜景」から「憧れ」まで全37作品のタイトルを見て、なるほど。『という、はなし』(吉田篤弘・文/フジモトマサル・絵)は「描きあがったイラストに文章が添えられた」そうだが、はて本書はどうだったのだろう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

森博嗣

1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部建築学科で研究をするかたわら、1996年に『すべてがFになる』で第1回「メフィスト賞」を受賞し、衝撃の作家デビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品