紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う

森功

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344027299
ISBN 10 : 4344027299
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
292p;19

内容詳細

東京立川の米軍基地に隣接する都営住宅で、女手ひとつで育てられた伊勢崎賢治は早大大学院で建築学を学び、インドに留学、世界最大のスラムで市民運動に目覚めた。その後国際NGO職員として、内戦で疲弊した西アフリカ・シエラレオネに赴き、莫大な予算を使ってインフラ整備に尽力。ケニア、エチオピアを含め10年にわたってアフリカの開発援助に携わる。2000年から東チモールで、01年から再びシエラレオネで、03年からはアフガニスタンで武装解除を指揮した。一筋縄ではいかないテロリストとの駆け引き。

目次 : 第1章 塀の向こうのアメリカ/ 第2章 貧民窟の人道支援/ 第3章 流血のアフリカ/ 第4章 アフリカの優等生/ 第5章 国連PKOの内幕/ 第6章 武装解除/ 第7章 米国史上最も長い戦争/ 第8章 見出した出口戦略の結末/ 第9章 集団的自衛権と国際貢献

【著者紹介】
森功 : 1961年福岡県生まれ。ノンフィクション作家。「ヤメ検―司法に巣喰う生態系の研究」「同和と銀行」(ともに「月刊現代」連載)で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちゃこばあ さん

    こんな凄い人が日本にいたなんて・・。伊勢崎賢治氏!今まで知らなかったことが恥ずかしい。正に命を懸けて闘っていた。絶句です! これからもまだまだ国際的に必要とされる人。世界中の政治家が勉強して欲しいな。今は東京外国語大学教授とトランペット奏者をしながら、世界の紛争のこと、安保法制のこととかを発信中。「本当の戦争の話をしよう」を手始めに、読んでいこうと思います。皆様にお勧めです!!

  • ふぇるけん さん

    日本人として知っておかねばならぬ男、名は伊勢崎賢治。インドのスラムから始まり、アフリカのシエラレオネ、東ティモール、アフガニスタンなど誰もが近寄りたくない紛争地域に入り込んで武装解除のプログラムを進めていく。紛争の最前線にいるからこそ見える世界観、紛争解決の難しさなどが生々しく伝わってくる。武装解除、治安維持、経済の立て直し、など『平和』のコストは著しく高いことが本書を読むと良くわかる。

  • Kent Kaseda さん

    【評価:80点】良書。友人の推薦で手に取った。シエラレオネや東ティモールでのNGO活動、アフガニスタンでの武装解除に従事した紛争解決人・伊勢崎賢治氏の半生を辿る。元々は建築学科の大学院生だったのが、20代はインドのスラムでのフィールドワークに没頭し、次には国際NGOのシエラレオネ支部で働き、更には大学教授と兼ねてアフガニスタンでの武装解除に従事するようになった、という経歴が凄まじい。最貧国や紛争地帯の現場の目線から、NGOやPKO、アフガニスタン情勢等について知るのにオススメの一冊である。

  • BLACK無糖好き さん

    国際NGO、国連機間の一員、日本の外務省の特命などにより、海外での開発援助、人道支援、紛争地域での治安維持、武装解除に携わった伊勢崎賢治氏の活動の記録。自ら困難なミッションを選択し、正面から取組む姿勢に共感を覚えます。国際NGOは政府の腐敗という土台の上に成り立っている援助業界、と自虐的に語る場面は印象的。タリバン掃討後のアフガニスタン復興プログラムを主導したアメリカの計画が、いかにアメリカ国内の政治的思惑に沿って練られたか、武装解除するタイミングなど現場の困惑が伝わってくる。

  • emi さん

    このような活躍をされてる日本の方がいるとは知らなかったです。それもあえて難しい地域や、危険な地域に行くという選択をされていて、なんとなく暮らしている自分が恥ずかしい思いです。危険な出来事、悲惨・壮絶な現場を渡り歩き、その話をサラッとされてますが、相当大変な状況だったのだと思いました。集団的自衛権についても話していて、こういう現場を見てきた方の意見には納得できました。日本の今の憲法だから出来ることがある、というのは想像しない考え方でした。

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森功

1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、独立。2008年、09年に編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。18年に『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞(本データは

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