悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞

森功

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163907833
ISBN 10 : 4163907831
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
268p;20

内容詳細

最高権力者の「腹心の友」が掴み取った52年ぶりの獣医学部新設。そのレールを誰が敷き、そこで何が起きていたのか―徹底取材で核心に迫る。

目次 : 第1章 第二の加計学園/ 第2章 悪友サークル/ 第3章 加計の野望/ 第4章 海外戦略の手助け/ 第5章 政治とビジネス「商魂」/ 第6章 国家戦略特区というレール/ 第7章 下村文科大臣の献金疑惑/ 第8章 前川の乱「疑惑の核心」/ 第9章 内閣府vs文科省/ 第10章 延期された学部の設置認可/ 終章 政権延命の末

【著者紹介】
森功 : 1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒。出版社勤務を経て、2003年フリーランスのノンフィクション作家に転身。08年に「ヤメ検―司法に巣喰う生態系の研究」で、09年に「同和と銀行―三菱東京UFJの闇」(ともに「月刊現代」掲載)で、2年連続「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    第2回(2018年)大宅壮一メモリアルノンフィクション賞。 加計学園問題を追った作品である。 加計孝太郎と安倍晋三…メディアでは わかりにくい 「男たちの悪だくみ」の 濃厚な関係が整理されて 描かれる。 それにしても まるで ドラマのような 華麗なる人脈である。安倍晋三を取り巻く 人間たちの 政治とカネにまつわる 疑惑が よくわかる、そんな印象だった。

  • kinkin さん

    森友も加計問題もいつのまにか話がうやむやになってしまいもう2年も経った。大騒ぎになったこの問題も煙に巻かれてしまい官僚が僅かばかりの名前だけのような責任をとって幕引き。本来は政権自体とうに倒れているような問題なのに。古臭い時代劇の悪代官と商人のやりとりを彷彿とされるこの問題の根幹は何なのだろう。関わった人間やこの問題のあらすじがわかりやすくまとめらていた。参議院選挙の公示だ。ヘラヘラ笑いのらりくらいの政権に審判はどうくだされるか。悪だくみは何度も繰り返させてはならないと感じた。図書館本。

  • じいじ さん

    「依怙贔屓」を広辞苑で引いてみた。みなに公平でなく、ある人を特に贔屓にすること。日本国の最高権力者が、この依怙贔屓をしたのが〈森友学園問題〉と〈加計学園問題〉である。大宅壮一ノンフィクション賞受賞の本作を読んで、新聞・テレビでは書けない(書かない)言えない隠れた真実が良く分かった。一国の宰相が「腹心の友」と自称する、一個人のために国家最高権力者の地位を利用して便宜を図ったのだ。あってはならない「公私混同」の情けない話である。読み終えて表題『悪だくみ』の中身がよく解った。著者の丁寧で綿密な取材力に感服です。

  • それいゆ さん

    加計学園の獣医学部新設に関する疑惑がよく分かりました。安倍総理が「今治市の獣医学部が加計学園だと知ったのは、2017年1月20日」と答弁しましたが、さすがにそれはありえない。たぶん、著者の書いていることが真実に近いのでしょう。でも本当に「悪だくみ」なんでしょうか?これも疑義のあるところです。野党の追及も生温くて、いつまでこの問題を国会でやっているのか?うんざりしています。総選挙における小池新党の失速が、総理の疑惑が明らかになり政権が揺らぐのを救う結果になったと分析しています。

  • AICHAN さん

    図書館本。加計問題は森友問題の後に表に出たが、安倍晋三や安倍明恵とのつながりで起きた問題としては加計問題のほうが何歩も先に起きていた。安倍明恵が、加計学園の系列幼稚園の名誉校長に就任していたのだ。実はもっと以前から安倍夫婦は加計孝太郎と親密にしていた。加計孝太郎は当時の文科大臣・下村博文とも深い関係を築いた。そうした事実を関係者の証言をもとに積み上げ、加計学園問題の根深さを指摘している。指摘されなくとも十分に怪しいとは多くの国民が思ったはずだ。ところが国民はこの問題をもう忘れようとしている。

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森功

1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、独立。2008年、09年に編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。18年に『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞(本データは

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