夢の花、咲く 文春文庫

梶よう子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901219
ISBN 10 : 4167901218
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
313p;16

内容詳細

朝顔栽培が生きがいの気弱な同心・中根興三郎は、植木職人が殺された事件の探索を手伝うことになった。その直後、大地震が発生し江戸の町は大きな被害を受け、さらに付け火と思われる火事もつづいた。無関係に見えるいくつかの事件の真相を、興三郎は暴くことができるのか。松本清張賞受賞作の姉妹編。

【著者紹介】
梶よう子 : 東京都生まれ。女子美術短大卒。フリーライターを経て2005年、「い草の花」で第12回九州さが大衆文学賞大賞受賞。08年『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶんぶん さん

    【図書館】「一朝の夢」の姉妹編。一朝の夢の年前に遡る、朝顔同心・中根興三郎、登場編である。前巻が賞狙いであった為、一作に纏め過ぎたきらいがあった。今回は伸び伸びと描いている。朝顔栽培を役務と並行してやっている興三郎、植木職人の殺人に巻き込まれてしまう。そこへ、安政の大地震が重なるように起こる、震災後のゴタゴタが先の「大震災」につながる。どうにか希望を持って生きよ、と作者の声が。そういえば、植物好きになったのは生きる張りが無くなった時、芽が出るまでと種を植えたのが最初だった。生きるを考えさせてくれる物語だ。

  • み さん

    朝顔同心さんの、前作の何年か前のお話し。前作ほど政治絡みでなく読みやすかったです。もう一作あるようで、良いご縁があるのか気になります。

  • タツ フカガワ さん

    北町奉行所で閑職勤めの、通称朝顔同心の中根興三郎の『一朝の夢』の続編(物語の時系列ではこちらが先)。植木職人が斬殺され、興三郎が探索を手伝うことになる。そんなとき安政の大地震が襲い、事件の探索は一旦頓挫するが……。朝顔に始まり、朝顔で終わる物語の妙がいい。中根家の下男藤吉が「ぼっちゃん、定町廻りみたいですぜ」と、その活躍を、洟をすすり上げながら喜ぶシーンが好きです。

  • gachi_folk さん

    天災はさまざまなものを奪って行くが、未来までは失わない。人は生き、町は必ず再生する。長屋の軒先で、通りの端で、ひっそりと咲く朝顔は元気と復興のあかしとなり、その景色は人と未来をつなげる。

  • ふぅ さん

    朝顔同心こと興三郎殿。「一朝の夢」を読んで少しあいてしまって…あれから5年前の話。興三郎殿はこんなに頼りない感じだったかしら。もっと謎ときに積極的ではなかった?…(それはないか) 新種の朝顔を咲かせる事にはどれだけの魅力があったのだろう。黄色い花はどうだったかな。また「一朝の夢」読みたくなってます。

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