俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

桜木紫乃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041111123
ISBN 10 : 4041111129
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
追加情報
:
264p;20

内容詳細

切ない事情を持ち寄って、不器用な四人が始めた同居生活。「血のつながり」はなくても、そこには家族があった。

【著者紹介】
桜木紫乃 : 1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞を受賞。同年、『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞し、ベストセラーとなる。20年には『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    表紙の絵と、絶妙なタイトルの文字バランスに惹かれ手に取ったが、大正解だった。舞台は”最果ての街”釧路のキャバレー「パラダイス」。これだけで、面白そう。ワクワクしながら一気に読んでしまった。装丁のイメージ通り、”昭和のキャバレー”が満載だった。シャンソン界の大御所と前宣伝のソコ・シャネルが、私にとってのお気に入り。「ドン底から這いあがる」からソコ・シャネルなのだ。「口を開ければ内臓も凍てつきそうだ」。年末の凍れる(しばれる)寒さが、文章から十二分に伝わってくるからこそ、人情の温かさが心にしみた。

  • しんごろ さん

    1970年代、釧路のキャバレーが舞台。下働きの章介とゲスト三人が寮(ボロ平屋)で奇妙な共同生活。やることがメチャクチャだけど楽しそうで、読んでるこちらも仲間に入ってる気持ちになる。携帯、スマホなどの通信機器がない時代、そこにはコミュニケーションがあり、強い絆が生まれ、こんなに人との繋がりが素敵なものなのかと思う。この三人と一緒に生活してたら、別れる時は、章介でなくても寂しさを感じて泣いてしまう。心がじんわりする。この物語の登場人物達が自分の心の中に思い出として残りそうだ。【サイン本】

  • starbro さん

    桜木 紫乃は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 昭和50年、場末の釧路のキャバレーの物語、著者ならではの懐かしく猥雑な世界観、堪能しました。グランドキャバレー全盛時代の昭和40年代は、子供だったので、一度グランドキャバレーの世界に足を踏み入れたかったです。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/5471

  • 美紀ちゃん さん

    2021年のベスト本にこの本を上げている人がたくさんいたので気になり読んでみた。お父さんの納骨がお見事すぎて驚いた。シェアハウスって色々あるけど楽しいと思う。それぞれの人生の話とか、フラワーひとみの娘とか、膝を病院で19針縫ってもらうとか、寮の全焼とか。このままパラダイスに残るか?やりたいことを見つけるか?人生の岐路。お母さんも余裕がなかった頃に比べると落ち着きいい人だった。墓参りできて良かった。 東京で暮らすようになってから師匠に巡り逢えた時に、話したいことが沢山あって想いが溢れる様子にグッときた。

  • ウッディ さん

    釧路の場末のキャバレー「パラダイス」にゲストとしてやってきたマジシャンとシャンソン歌手とストリッパーの3人。下働きのバイト章介が、おんぼろ寮で彼らと共同生活をした1か月の物語。師匠、シャネル、ひとみさんという個性豊かな3人の人間性と芸人としてのプロ魂が素敵だった。親の愛を感じることなく育った章介が、感じた束の間の家庭の温かさ、そして、このメンバーで2度と集うことのない未来が切なく、この小説の世界観が大好きになった。北国の極寒の中で感じたぬくもりの記憶は、この先の辛いことを乗り越える糧になるに違いない。

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桜木紫乃

1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞を受賞。同年『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞し、ベストセラーとなる。20年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞(

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