ポップス歌手の耐えられない軽さ

桑田佳祐

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163914497
ISBN 10 : 4163914498
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
A5判 / 432ページ

内容詳細

曲が書けないほど 全力で書いちゃったよ……(涙)。
マイクをペンに持ちかえて、不埒に、真面目に、時に感傷的に。
時は図らずもコロナ禍という非常事態、
「週刊文春」というステージで綴られた全66篇“魂”のエッセイ!!

サザンオールスターズのリーダーにして日本の音楽シーンの先頭を走り続ける桑田佳祐が、「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という想いを出発点に、「週刊文春」で2020年1月から2021年4月にかけて連載したエッセイを一冊に結集!
これまで音楽のこと以外はほとんど語ってこなかった桑田が初めて明かす、自身の原点や現代の世相への思い。そこには故郷・茅ヶ崎での少年時代や家族との絆、サザンが結成された青山学院時代の思い出、プロレスやボウリングへの愛、さらに「自主規制」がはびこる日本の現状への憂いや、60代となってからの「人生の目標」などが率直に綴られています。
もちろん音楽についても、自身のサウンドに大きな影響を与えたザ・ビートルズやエリック・クラプトン、ボブ・ディランらへの畏敬の念や、佐野元春や内田裕也、沢田研二、尾崎紀世彦など敬愛する日本のミュージシャンたちへの賛歌、サザンのメンバーやサポートスタッフへの感謝の想い、そしてコロナ下で行った無観客ライブの裏話など、桑田、サザンファンならずとも興味深い話題が満載です。
書籍化にあたって大幅な加筆&推敲を施し、さらに秘蔵カットも掲載!
“ポップス歌手”桑田佳祐が「言葉」として残しておきたかったテーマを全身全霊、縦横無尽、天衣無縫に書き尽くした全432ページ、永久保存版の一冊です!


[目次]
1 頭もアソコも元気なうちに
2 親父と茅ヶ崎と
3 テレビはつらいよ
4 ありがとう、平和の祭典
5 バンドやろうぜ!?
6 愛しきミュージシャンたち
7 ジョンの“大発明.あの伝説バンド
8 日本のロック、舐めんなよ!!
9 アントニオ猪木 vs. 大木金太郎
10 音楽の目覚め
11 ブルースへようこそ
12 「好き」だけど「苦手」…
13 芸術は「模倣」だ!!
14 続・芸術は「模倣」だ!!
15 みんな松田優作になりたかった
16 続・みんな松田優作になりたかった
17 音楽番組が好きだ!!
18 T・レックスとグラム・ロックの世界
19 デジタルとアナログと
20 あの青学の時代(とき)を忘れない
21 続・あの青学の時代(とき)を忘れない
22 『稲村ジェーン』秘話
23 続・『稲村ジェーン』秘話
24 やっぱりライブはいいよね!!
25 続・やっぱりライブはいいよね!!
26 マドンナ様こそ最強だ!!
27 出でよ!! 色っぽい歌姫
28 偉大なる八木正生さんに感謝!!
29 続・偉大なる八木正生さんに感謝!!
30 日本じゃ何でも「道」になる
31 邦題をナメるな!!
32 続・邦題をナメるな!!
33 我が愛すべき茅ヶ崎の人々
34 続・我が愛すべき茅ヶ崎の人々
35 「内山田洋とクール・ファイブ」にシビれた!!
36 日本の四季と情緒はどこに行った!?
37 一九七九「江の島ジャパン・ジャム」
38 続・一九七九「江の島ジャパン・ジャム」
39 無人島に持って行きたいアルバム&シングル!!
40 バブル時代とテクノ・ポップ
41 「また逢う日まで」
42 ミュージシャンには定年なんてない!?
43 素晴らしき哉、坂本冬美!!
44 続・素晴らしき哉、坂本冬美!!
45 東京のミュージシャンには敵わない!?
46 ボブ・ディランって、どこがいいの??
47 浅川マキの世界
48 このウイルスにワクチンは無い
49 二〇二〇年も本当にお疲れ様でした!!
50 サザンオールスターズほぼほぼ年越しライブ
51 ねえ、ボウリングやりましょうよ!!
52 さんまちゃんがいれば大丈夫!!
53 ザ・ベストヒット神様!! 小林克也様!!
54 一番歌が上手いって何だ!?
55 続・一番歌が上手いって何だ!?
56 仕事をください!!
57 最強・最愛のサポート・メンバーさん!!
58 そうだ、京都へ行こう
59 Live in Blue Note Tokyo!!
60 メンバー紹介が一番好き!!
61 みんなビートルズが教えてくれた
62 続・みんなビートルズが教えてくれた
63 陰翳礼讃〜ワイルドなグレーで行こう!!〜
64 アタシが選ぶ日本の三大名曲(ポップス)!!
65 マネージャー物語〜大里洋吉の教え〜
66 おそらく、一生音楽人宣言

【著者紹介】
桑田佳祐 : 1956年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。日本の国民的ロックバンド「サザンオールスターズ」のリーダーであり、作詞・作曲、ボーカル、ギターを担当。1978年にシングル「勝手にシンドバッド」でデビュー以来、記憶と記録に残る数々の作品を世に送り続け、現在までに55枚のシングルと15枚のアルバムを発表。2000年発表のシングル「TSUNAMI」は300万枚ものセールスを記録し、日本のロック・ポップス部門で歴代1位に輝く。1987年以降はソロ活動も精力的に行っており、40年以上にわたって日本の音楽界をリードし続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    サザンオールスターズの音楽はデビュー以来聴き続けていていますが、桑田 佳祐の著作は初読です。「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という書き出しだったので、【読メエロ部】的エッセイで軽薄な内容かと思いきや、『週刊文春』連載ということもあり、結構真面目な内容でした。しかしデビュー曲『勝手にシンドバッド』のタイトルが、志村けんのパクリだったとは(笑)当然BGMはサザンで読みました♪ https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914497

  • アキ さん

    いや〜懐かしい!茅ヶ崎に住む桑田さんのオールナイトニッポン聴きながら、隣町の辻堂で青春時代を過ごしたワタシにとって、昭和の香りがぷんぷん匂うこのエッセイは郷愁を誘います。姉に影響を受けビートルズを聞き、グラムロックにはまり、青学でサザンオールスターズの前のバンド名が温泉あんまももひきバンドだったなんて、面白すぎる。デビュー曲「勝手にシンドバット」からバンド結成43年目、御年65歳になられた桑田さんの「おそらく、一生音楽人宣言」に元気をもらいます。週刊文春の連載が終わった途端、文春砲にやられないでね(汗)。

  • きみたけ さん

    週刊文春の2020年1月〜2021年5月に掲載された「ポップス歌手の耐えられない軽さ」に加筆修正した一冊。400頁超の長さでしたが正月休みのおかげで一気に読めました〜。タイトルからして若手ポップス歌手への批判が並ぶのかと思いきや、むしろ海外大物歌手との思い出だったりベテラン歌手への賛辞(あとエロネタ😅)がたくさん出てきてホッコリしました。坂本冬美さんへ楽曲を提供した話が個人的には良かったです。

  • Shoji さん

    サザンのボーカルの桑田さんが週刊文春に連載したエッセイを一冊にまとめ直した本です。多種多彩なテーマで書かれたエッセイです。私も桑田世代なのですらすらと読めました。やんちゃなイメージがある桑田さんですが、気が付けば高齢者の仲間入り。経験を積み重ねられて、円熟の域です。達観されているかのようです。才能ってすごいな。

  • チャーリー さん

    最後に原さん(奥さん)の後書きを読んで分かったんだけど、桑田さん原稿を書いていたのね。インタビューを書き起こしているとばかり思っていた。 (口語体だったので) 文章力や表現力がかなり独特だけど、酒場で飲みながらオヤジが熱く語っている感じが(笑)紛れもない天才です。

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