日本車は生き残れるか 講談社現代新書

桑島浩彰

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065235294
ISBN 10 : 4065235294
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;18

内容詳細

ガソリン車の廃止、世界規模の再編…日本経済の大黒柱は大丈夫か。世界の自動車産業を知り尽くすコンサルタント・ジャーナリストの描く未来。5年後の日本を走る車は…?

目次 : 第1章 自動車産業はどう変わるのか/ 第2章 いま米国で何が起きているのか1―ビッグ3の逆襲/ 第3章 いま米国で何が起きているのか2―シリコンバレーの襲来/ 第4章 いま欧州で何が起きているのか/ 第5章 いま中国で何が起きているのか/ 第6章 日本車は生き残れるか

【著者紹介】
桑島浩彰 : 1980年石川県生まれ。東京大学経済学部卒業。ハーバード大学経営大学院およびケネディ行政大学院共同学位プログラム修了(MBA/MPA)。三菱商事、ドリームインキュベータ、ベンチャー経営2社を経て、現在K&アソシエイツ取締役、カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院エグゼクティブ・フェロー。神戸大学大学院経営学研究科博士課程在学中。東洋経済オンラインなどに記事寄稿多数

川端由美 : 工学修士。部品メーカーでエンジニアとして勤めたあと、二玄社『NAVI』編集記者に転身。ジャーナリストとして、自動車の新技術と環境問題を中心に取材活動を行う。海外のモーターショーや学会を精力的に取材。戦略コンサル・ファームに勤務後、戦略イノベーション・スペシャリストとしても活躍中。内閣官房(道路交通ワーキンググループ)構成員、国土交通省MaaS懇談会有識者委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    戦後の日本の躍進の立役者だった重工業・電気電子は衰退した。自動車産業はどうか?日本のGDPの1割を占める巨大産業は世界でCASEと呼ばれる産業変化が始まっている。最大のポイントはCのコネクテッド、車がインターネットに繋がること。Eの電動化とAの自動化だけでなく、Sのシェアリング・サービスも変わる点。100年に1度の変革期に米国のテスラやドイツのクライスラー、中国に起っている大胆な動きから、モノづくり大国だった日本車がとるべき戦略を提言する。このままでは衰退は避けられない。昨日までの利点は未来の弱みになる。

  • skunk_c さん

    秒進分歩で進歩する現代工業分野で、現在日本が世界でアドヴァンテージを誇る唯一と言ってもいいのが自動車産業だが、果たしてどうなるのか。また、本当に進歩の速い中国が今どんな状態なのかを知りたくて本書を手に取ったが、正解だったと思う。敢えて辛口に日本の抱える問題点をえぐり出しているが、頷ける内容。当然日本の自動車企業トップも危機感を持っているだろうが、油断すると家電やエレクトロニクスの二の舞になりかねないだけに、本書のようなケーススタディと提言は意義があるのでは。本書に対する自動車産業のプロの声を聴いてみたい。

  • よっち さん

    ガソリン車の廃止 世界規模での再編 水平分業の大波 そしてコネクテッド...大きく変わりつつある自動車産業の現状を解説した一冊。日本車メーカーはなぜ安泰ではいられないのか、100年に一度の大変化と言われるCASEの意味、アメリカ、ドイツなど欧州勢、中国各社の動向を踏まえながら、日本各社の現状が今どうなっているのかを分析する内容で、自動運転やEV化と主戦場がハードからソフトに移行しつつある中、今のモノづくりにこだわる意識から脱却できるのか、ここ十年くらいにどうするのかが分かれ目となる正念場になりそうですね。

  • あみやけ さん

    もちろん社会科の授業がきっかけです。現代では3年以上前に書かれた本など古すぎるのも承知しています。実際、ここに書かれているテスラやフォルクスワーゲンだってこの3年間で大変なようだし、かたやトヨタはしっかり躍進しています。しかも、EVすら世界的にうまくいっていないようです。ただ、逆に考えると3年後はどうなっているかまったくわからないですね。お隣のように政治力も絡んで国全体でいくのか、自由な競争で頑張るか。バランスが大事ですね。ただ、だれかのせいにするのは簡単。みんなが主権者。それを伝えたい。一緒に考えたい。

  • Daisuke Oyamada さん

    これからのビジネス構造変化を読み解くため、自動車産業を知ることにより、少しでも理解を深めることができた。本書を読んで感じたことはそんな感じだろうか。  内燃エンジンのガソリン車は廃止する。そんな言葉を発する政治家がいる。そんな世界になったら、日本の経済は大丈夫なのか。  内燃機関エンジンに詳しいエンジニアと、自動車産業をよく知る2人の著者。アメリカ、欧州、中国の自動車産業で現在どんなことが起・・・ https://190dai.com/2024/06/05/日本車は生き残れるか-桑島浩彰-川端由美/

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桑島浩彰

カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院エグゼクティブ・フェロー/東京財団政策研究所主席研究員/K&アソシエイツ取締役。1980年石川県生まれ。東京大学経済学部経営学科卒業。ハーバード大学経営大学院およびケネディ行政大学院共同学位プログラム修了(MBA/MPA)。三菱商事、ドリームインキュベー

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