真紅の旗をひるがえせ 炎の蜃気楼 コバルト文庫

桑原水菜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086003599
ISBN 10 : 4086003597
フォーマット
発行年月
2003年12月
日本
追加情報
:
15cm,226p

内容詳細

城北高校のお膝元松本城で起きた幽霊騒動(「ふたり牡丹」)、自らの過去を知る面差しの似た女性に千秋は…(「鏡像の恋」)、赤鯨衆に潜り込んだ内通者の正体とは(「真紅の旗をひるがえせ」)高耶、兵頭それぞれの心におりてくる思い(「さいごの雪」)。城北高時代から赤鯨衆での日々まで、懐かしいあの頃が甦る「炎の蜃気楼」サイド・ストーリー。珠玉の短編集。

【著者紹介】
桑原水菜 : 9月23日千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    本編とは違い、ほのぼのできました。まだ、景虎の記憶を取り戻していない高耶さんが子供の霊を調伏しようとせずに同調しようとしている所が彼らしい優しさを感じます。色々、苦労していた千秋が肉体を失くしても千秋修平と名乗ったのはやっぱり、彼女の思い出もあったことを大切にしたかったからなのかと思うと切ないです。表題作の芸術家の業と板挟みになる優しさと可能性がある故、味わう苦痛は苦くも捨ててはいけない感情だと思わずにいられません。そして「彼」の猫パンチに全てを持っていかれました(笑)

  • 枯伍 さん

    短編集。『ふたり牡丹』2巻直後。学校の怪談的ふたりの少女の霊の話。バイトする高耶がかわいい。解決後直高ほのぼの夜景デート。『鏡像の恋』9巻後。直高はぎすぎすしてます。千秋の宿体の肉親とばったり出会ってしまい、突き放せない長秀の話。表題作と『さいごの雪』は27巻前後。赤鯨衆の旗は誰が書いたのか、ある贋作者の無念を軸にした話。直高はイチャイチャしてます。それぞれ時間軸が飛んでるので二人の関係性がバンバン変わってて面白いなあw

  • 波璃子 さん

    ただただ切なく懐かしく、じわりと泣きそうになるあの頃を思い出させる短編集。「ふたり牡丹」初期の頃。ちゃんと高校生だった高耶。愛しさが募る。「鏡像の恋」普段は飄々としている千秋をちょっとだけ知れた気がした。「真紅の旗をひるがえせ」赤鯨衆の旗ができたきっかけ。「さいごの雪」兵頭隼人の話もっと読みたい!

  • 香 さん

    本編の赤鯨衆まで読んだので再読。登場人物がわかると全体が生き生きします。初読の時は高耶と直江の下ネタトークにびっくりしたけど、もはや尋常じゃない関係を知ると、高耶のおねだりだったのかと納得。千秋の話は、珍しく思い入れた姉のいる宿体を今や失ってしまったことが、長秀にとって重くあってほしいと思いました。最後の晩餐…直江も千秋も鑑賞眼あるな〜。生で見たのにボンヤリした状態だったという記憶しかない。高校生の高耶と仲良く絡む千秋や直江の話は、遠い日の日だまりのようでじわりとします。再読して良かった。

  • たろさ さん

    「ふたり牡丹」加助一揆事件後。松本城の人柱となった女児と沼で溺死した女児の話。高耶がまだ一度調伏しただけで力に目覚めていない。このままでいたいと言う気持ちとこのままではいられないと思う直江が切ない。 「鏡像の恋」京都修学旅行後。直江と高耶が段々とギクシャクしている頃。千秋の姉に出会い、長秀が恋をする。千秋の過去がわかり、記憶操作もできず、外国へ行くと告げ別れる。 「真紅の旗をひるがえせ」赤鯨衆の旗製作秘話。贋作師だった叶。 「さいごの雪」兵頭の嫉妬。直江よ高耶の間でモヤモヤしてます。そして、直江も。

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人物・団体紹介

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桑原水菜

千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計683万部を超える大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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