ファイアボール・ブルース 文春文庫

桐野夏生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167602017
ISBN 10 : 4167602016
フォーマット
出版社
発行年月
1998年05月
日本
追加情報
:
16cm,301p

商品説明

リングの女王・火渡抄子と付き人の近田は、外人選手の失踪事件に巻き込まれる。女子プロレス界に渦巻く陰謀を描く長篇ミステリー

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    「無意識は作家の生理そのもので、小説の隠れたトーンを成しているからだ。それは必ず、次なる作品に繋がっていく土壌となるはずである・・・さて、私の無意識に肥料を与えるにはどうすればいいのだろう・・・(p293〜、文庫本のためのあとがき)」。無意識へ肥料を与えることが次に繋がっていく。例えば、これを仕事に振り替えて考えた場合、「肥料」とは?「どうすればいいの」とは?今まで見過して来た大切な何かがわかった気がしました。

  • ehirano1 さん

    桐野さん、守備範囲広いなぁ、というのが第一感想です。プロレスは好きなのでプロレス(界)を題材にした小説は実に嬉しいです。女子プロについてはほとんど知らないのですが、火渡抄子は神取忍がモデルだなというのは直ぐにわかりました。

  • ehirano1 さん

    「自分で考えてみろよ。それも練習なんだぜ(p76)」。もの凄く共感しました。しかし、言い方が巧いですね。これなら押し付けにならずに自発性を促せると思いました。

  • ehirano1 さん

    「本当は焦点を外している方が相手の攻撃に反応しやすいんだよ(p143)」。リラックスすることが大事ってことなんでしょうね。

  • ehirano1 さん

    「・・・それはね、プロレスは全人格的なものだってことさ(p69)」。この“プロレスは全人格的なもの”というのが本書では複数回登場するのですが、これが本書のテーマなんでしょうね。情意的な面も含めた密接な人間関係をマット上で表現する(現れる)のがプロレス、ということかな?そうであれば、プロレスが格闘技オペラとも言われるのも一理あると思います。

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人物・団体紹介

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桐野夏生

1951年金沢生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学

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