世界情死大全 「愛」と「死」と「エロス」の美学 文春文庫

桐生操

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167753047
ISBN 10 : 4167753049
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
追加情報
:
16cm,274p

内容詳細

「死をも恐れぬ愛人同士の軍隊」「殉教した美少年奴隷」「ネクロフィリア(屍体愛好)と少女コレクション」「屍体を抱ける店」「美少年を愛した女神」「死体の皮膚で女装した男」…。「愛」と「死」と「エロス」をテーマに世界中から集めた仰天エピソードの数々が満載。好評既刊『世界悪女大全』『世界性生活大全』に続くシリーズ第三弾。

目次 : 1 死とエロス(死をも恐れない愛人同士の軍隊/ 殉教した美少年奴隷 ほか)/ 2 死と欲望(カニバリスム/ 拷問のフルコース ほか)/ 3 現世への執着(墓めぐり/ 死後への執着 ほか)/ 4 自殺を巡る奇譚(名誉のための自殺/ ユニークな自殺 ほか)/ 5 死に際の美学(秘所まで晒された処刑の情景 ジャンヌ・ダルク/ 決闘を選んだ寝とられ男 プーシキン ほか)

【著者紹介】
桐生操 : 本名・上田加代子。ソルボンヌ大学、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻。現地で出会った堤幸子と帰国後、共同執筆を開始、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介(堤女史は2003年死去)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    この手のシリーズは手にしてしまいますね。「死に様」をテーマに、様々な死の形が紹介されていました。スキャンダラスな死が次々と取り上げられていて、なかなか興味深かったです。情死と言われるとそうなのかなぁと思うのですが。エロスの要素も比較的薄めです。愛憎劇の片鱗は味わえるので、世界史が好きならそれなりに楽しめるのではないかと思います。内容的にはまぁ面白いかと。

  • tow さん

    耳鼻科待ってる待合室で(笑)読み放題対象作品だったので。そもそも桐生さん初読みで、これでよかったのか(笑)エロくはない、人間は醜いのである。って感じ。

  • がくちゃびん さん

    本書で取り上げられているのは「愛憎と死」。歴史上の様々な愛憎劇を実話創作からめて取り上げ、それぞれの時代背景とともに紹介していく。ただその紹介の仕方には一貫性がなく、神話における悲恋の話が出たかと思うと、次の節では異常快楽殺人者ジェフリーダーマーが取り上げられたりするため、頭の切り替えが追いつかず気持ちの悪い思いをした。またエピソードのひとつひとつが数ページしかないため、余韻に浸る間もなく次々と物語が展開するため少し疲れてしまう。世界の様々な愛憎劇の片鱗を味わいたいのであれば読んでみると良いかも。

  • ankowakoshian11 さん

    "情死"ってのは"心中"みたいなものでそういう逸話集かと思って読んでみたら"情死"の解釈違いが発生していて始終(これ情死か?)という疑問が頭を過るはめに。本書におけるそれは"限りなく死に近いエロス"という意味で纏められているがその"エロス"という解釈もこちらと乖離がありテーマと内容の齟齬がずっとあった。最終章の『死に際の美学』からは興味をひくエピソードが得られたが、他の章は既知の話が多い。また著者の解釈(推測)が真実のように書かれている点も若干意識していたほうが良さそう。

  • はるさめ さん

    kindleでセールをしていたので興味本位で購入。いろいろな歴史上の人物の死に際が詰まった本。たまに自分の知っている人がでてくると「おっ」となりました。けど、「エロス」はほとんど感じられない上、「情死」ではないなぁと読了ご感じました・・タイトルとずれている部分はいただけないですね。世界史好きな方には良いのではないでしょうか

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桐生操

パリ大学、リヨン大学にてフランス文学と歴史を専攻。帰国後、執筆活動を開始。歴史の裏側に隠された知られざるエピソードや、人物評伝をさまざまな形で紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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