朽ちるインフラ

根本祐二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532354596
ISBN 10 : 4532354595
フォーマット
発行年月
2011年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,289p

内容詳細

公共施設、インフラの老朽化により、必要な更新投資が膨れ上がっている。毎年8兆円という巨額の“隠れ債務”の存在を明らかにし、少ない予算で効果をあげる知恵・先進事例を解説する。

【著者紹介】
根本祐二 : 東洋大学大学院経済学研究科教授、東洋大学PPP研究センター長。1954年鹿児島県生まれ。78年東京大学経済学部卒業、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。地域開発部、米国ブルッキングス研究所客員研究員、設備投資研究所主任研究員、地域企画部長などを経て、06年、東洋大学経済学部教授に就任。専門は公民連携、地域再生。内閣府、国土交通省、東京都、横浜市などで公職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 姉勤 さん

    近年目につく、消える白線、色薄れる道路標識、轍深いアスファルト...で、過去最高の税収額と来た。何に使ってんだその金。本書刊行は東日本大震災の年。幸いというべきかその後の10年、破局災害は起きなかった。「コンクリーから人へ」をいいことに、再生すべきインフラへの投資は行われず、注ぎ込まれたのは、耳障りのいい理想を扱う業者への利権の不当利益。遠くない未来、災害をトリガーとしなくても破局を経験するかもしれない。愚者は経験に学ぶが、それは生き残れたらの話。さらに幼い、まだ生まれていない世代には何の咎も罪もない。

  • HMax さん

    「プロローグ」、50年を過ぎたインフラ崩壊を防ぐための提案に総論賛成各論反対、先送り、人気取り、結局何もできずに、大惨事発生。それがまるで予言のよう(九州北部の大都市で地面陥没:博多駅前道路陥没、首都圏大都市周辺での堤防決壊:去年の台風19号他、等々)、途中の中弛みを経て、「エピローグ」がまた素晴らしい。図書館の貸出者数一人当たり費用1000円、公民館の利用1件あたり費用1万円、既に全国で1000以上の橋が使用停止や制限された状態。それを知って皆で問題解決。エピローグが実現するよう先ず知ることから始めよう

  • いっしー さん

    再読。インフラ研究の第一人者とも言うべき著者の老朽化対策の道標。安全かつ便利に使えて当たり前と思われているインフラの更新について、行政の体力を踏まえて警鐘を鳴らしている。これからの人口減少で体力が落ちるだろう行政にとっては、待ったなしのプライオリティが高い施策には違いない。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    トンネルの天井が落ちてきたので、評者の利用する国道もヤバいので他人事でなかったので借りてきた。新幹線の運転手もコンクリ劣化で剥落して即死してしまうようなリスクを負っている。2007年にミネアポリスの橋が落ちた。評者はその7年前に飛行場からホテルに向かって通っていた橋だったか、どうか? 背筋が凍る思いである。おわりに に5つの要望が書いてある。社会資本老朽化問題を軽視しないでほしい、しがらみや慣行を頼らないでほしい、市民や民間の知恵を軽視しないでほしい、と公や官の方々に伝えている(286ページ)。要確認を。

  • むとうさん さん

    橋の崩壊、堤防の決壊、市役所の崩壊…といきなり衝撃的な書き出しで始まる本。笹子トンネルの事故を受けて書かれた…本ではなく、2011年の出版。その辺の先見の明は素晴らしい。民間企業の会計基準なら当然存在する「減価償却」の概念がどっかに行ってしまっていることが一つの大きな原因なんだろうね。開発した計算ソフトの宣伝色は割と強いか。解決策として市民みんなでコスト意識を持って話し合ってーみたいなのは確かに有効なんだろうけど、それがやりにくい(できない)のが公共財の公共財たる所以なわけで、その辺はちょっと短絡的かな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品