111年目の中原淳一

株式会社ひまわりや

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861529399
ISBN 10 : 4861529395
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;21

内容詳細

生誕111周年記念

ほんとうの美しさとは、豊かさとは、何なのか―
世代を超えて、今なおもっとも「新しい」
中原淳一の思想と美学。


終戦からちょうど1年後の1946年8月15日、中原淳一(1913-1983)は自身初の編集長を務める雑誌『それいゆ』を創刊すると、編集者、画家、ファッションデザイナー、インテリアデザイナーとして領域を大きく超えたマルチクリエイターと呼ぶべき活躍を果たしました。

日々を生きることに必死な時代に「再び人々が夢と希望を持って、美しい暮らしを志せる本をつくりたい」という思いで手がけた数々の仕事は、同時代の女性たちから圧倒的な支持を集め、美の本質を追い求めた姿勢とその表現は、今なお新鮮なものとして後生のクリエイターにも大きな影響を与えています。

本書では、『それいゆ』をはじめとした『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』『女の部屋』など雑誌での仕事や、洋服、ゆかた、着物、絵画、人形といった作品、そして中原が残した遺品など、約480点の図版を掲載。生誕から111年となる今も色褪せることなく輝き続けるその魅力に迫ります。


*本書は「111年目の中原淳一展」の公式図録を兼ねた書籍として刊行されるものです。
*美術館で販売される図録は会場限定の表紙で、一般流通用とは仕様が異なります(中身は同一)。


【目次】
1章 新しい少女のために
2章 美しい暮らしのために
3章 平和な時代の少女のために
4章 中原淳一の原点と人形制作

【収録インタビュー・エッセイ】
美の思想家、中原淳一
―宇山あゆみ(昭和雑貨コレクター/人形作家)

新しい時代のフィロソフィー
―増田セバスチャン(アーティスト)

中原淳一が手掛けた雑誌は、美への祈りだった。
―マツオヒロミ(イラストレーター)

渋谷と中原淳一
―西美弥子(渋谷区立松濤美術館)

自分がいなくなった後に、誰かが愛してくれるから。
―松浦浩之(現代アート作家)

1000年後の未来を描き出すために。
―松井龍哉(ロボットデザイナー/美術家)

中原淳一 「美しい暮らし」が目指すもの
―南目美輝(島根県立石見美術館)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    111年経ても色褪せない、美少女百花繚乱、中原淳一ワールドを堪能しました。男は皆、美少女が好きなはずです(艶) 「111年目の中原淳一展」を渋谷区立松濤美術館に観に行くか思案中です。 https://www.seigensha.com/books/978-4-86152-939-9/ https://nakahara111.exhibit.jp/

  • きょん さん

    ただ流行を追いかけるだけではなく、身近な美しさにも目を向けて、自分の美意識を高めるようにと働きかける中原の姿勢に共感した。

  • Go Extreme さん

    美と幸福の本質を追求 再び人々が夢と希望を持つ 美しい暮らしを志せる本 戦後日本の一輪の花 日常の中に咲いた花 新しい希望と夢を持つ 美しい生活を追求する 新しい少女像 少女漫画への影響 メディアの影響力を実感 女学生の生活に役立つ先駆け 華美で不健康 ヒマワリ商品 現代のキャラクターグッズの先駆け 子どもだましではない 少女らしさを生かす 大きな瞳 見る人の心を捉える 夢や希望を与える 独立した美術作品 新しい時代の哲学 多才なマルチアーティスト 美しい暮しが目指すもの 夢の世界 美しさをキャッチする眼

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