ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて。 スリランカ・農園労働者の現実から見えてくる不平等

栗原俊輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784772614306
ISBN 10 : 4772614303
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
追加情報
:
142p;22

内容詳細

ここで生まれた子どもには、未来の選択肢が1つしかない。母も父も祖母も祖父も、みんな農園労働者になってきた。19世紀からほとんど変わらない閉ざされた社会のシステム、くらしの環境、そして差別。21世紀にもなって、それはあまりにアンフェアだ。日本で紅茶を飲む私たちにできること。

目次 : 第1章 スリランカという国/ 第2章 紅茶の国・スリランカの歴史/ 第3章 紅茶をつくる人びと/ 第4章 社会から取り残される紅茶農園/ 第5章 農園のコミュニティが抱える6つの問題/ 第6章 植民地時代の遺物になっているプランテーション/ 第7章 紅茶農園の子どもたちにも夢がある/ 第8章 子どもたちが人生を選択できるようになるために/ 第9章 わたしたちにできること

【著者紹介】
栗原俊輔 : 宇都宮大学国際学部准教授。1967年生まれ。1990年、専修大学経済学部経済学科を卒業。その後渡米し、2000年、米国School for International Trainingを修了(Master’s Program in International and Intercultural Management)。2013年横浜国立大学国際社会科学研究科にて博士号(学術)取得。国際NGO「CARE USA」のスタッフとして、長年スリランカの紅茶プランテーションの労働者を支援するプロジェクトに携わり、その後JICAの専門家としても、スリランカで勤務。2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とよぽん さん

    タイトルから想像していた内容・・・6歳の子の、プランテーションでの生活? ではなく、プランテーション農園で紅茶の生産労働に携わるタミル人の、差別され、貧しく、将来の選択肢もなく何世代も農園で生きているという現実が詳細に書かれている。イギリスから独立した後も紅茶プランテーションは国営で存続し、インドから連れてこられたタミル人が労働者として働いている。私たち日本人がスリランカの紅茶を安価で飲める、その背景をもっと知るべきだと思った。宇都宮大学の、現地との交流支援の取り組みに敬意を表したい。

  • ののまる さん

    日本は紅茶はほとんど100%輸入。それもスリランカからのセイロン紅茶。生産者ではなく農園労働者として搾取され続ける人たちの摘んだ茶、を飲んでいることを自覚できるかどうか。

  • ochatomo さん

    紅茶が好きな人は是非読んでほしい スリランカの紅茶はどれも品質がよいと思ってきたけれど、そのプランテーションの中でしか生きていく道がないエステートタミルの人達のことを知らなかった 150年前にインドからスリランカに連れてこられて、いまだに差別があるそう 出来高の日給制なので雨でも休まず茶摘みをする 低収入で子どもの将来が開けないし、農園の経営も苦しいそうで、美味しい紅茶を作る国にある問題を今後も気にかけていきたい 2020刊

  • kanki さん

    1日430円の給料。皆アルコール依存。世襲で子どもは人生を選べない。スリランカ紅茶農園の現状

  • tellme0112 さん

    児童向けだけど深かった。「農民」と「農業労働者」の違いについて、よくわかった。中学以来のプランテーションやモノカルチャーの問題点の薄い知識が少し補充された。こういうことだったのか。

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栗原俊輔

宇都宮大学国際学部准教授。1967年生まれ。1990年、専修大学経済学部経済学科を卒業。その後渡米し、2000年、米国School for International Trainingを修了(Master’s Program in International and Intercultural Ma

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