隣のずこずこ

柿村将彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103516613
ISBN 10 : 4103516615
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
256p;20

内容詳細

中学3年生のはじめが住む矢喜原町に突如、伝説の“あいつ”と謎の美女・あかりさんがやって来た。なんでも、今日からきっちり1カ月後に“あいつ”は町のすべてを「なかったこと」にしてしまうのだという。え、マジすか?バーベキューやら畑仕事に勤しむご近所さんをよそに、はじめたちはゆるゆると計画阻止にのりだすのだけれど…。日本ファンタジーノベル大賞2017受賞作。

【著者紹介】
柿村将彦 : 1994年、兵庫県尼崎市生まれ。大谷大学文学部卒。2017年10月、「隣のずこずこ」で日本ファンタジーノベル大賞2017を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • machi☺︎︎゛ さん

    矢喜原村に住むはじめは、昔から祖父から権三郎狸の昔話をよく聞かされていた。ある日、あかりさんと言う女の人が本当に権三郎狸を連れてきて村人にこう言った。「今から1ヶ月後、この権三郎狸は村人を1人残らず呑み込みその後この村を焼き払います。」⁈⁈こんな設定初めてでビックリしたけど面白かった。最後の1ヶ月の過ごし方がみんなカオスだった。うちにも信楽焼の狸があるけどよく見ると確かに焦点が僅かにズレていて怖いかも、、、。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    某ジブリ作品をもじったかのような題名、こんなトンキワな表紙ですが、騙されてはいけません。中身は和風ディヴィッド・リンチを思わせる人格崩壊劇です。人が避けられない滅びが来ると分かり、それまでに余裕があるとどう行動するのかが、厭にリアルだ。そしてぶっ飛んだ言動をしていても自ら、終わりを迎えた者も結局、誰も自分の事しか考えていない。権三郎狸の逸話を知っているが故に滅びを受け入れる村人の姿。そこに30年以内に地震が起こる可能性がある地図が公開されても「何処に逃げても同じ」と思ってしまう私の姿を重ねてしまう

  • takaC さん

    なんじゃこりゃ?装丁の絵に騙された。なんともふざけた話だった。

  • みかん🍊 さん

    日本ファンタジーノベル大賞、恩田さん、モリミーの帯に手に取りましたがかわいらしい装丁に騙されてはいけません、田舎の中学生と信楽焼狸のお化けのかわいい交流かと思ったらファンタジーというかホラーやん!昔話の権太郎狸によって村を破壊され1か月で村は終わるのを諦め受け入れる村人、人は必ずいつか死ぬ1か月が1生なのと何十年が一生なのと何ができるのだろう、後1ヶ月で戦う、普通に過ごす、好きな物を食べ続ける?天災、疫病、戦乱を示唆しているのかホラーでグロい表現もあり哲学的な思考ありの深く怖い作品だった。

  • ででんでん さん

    タイトル、カバーなどに惹かれて、わくわくと読み始めた。権三郎狸は不条理な存在ということでよいのかもしれないが、もう少しいろいろなことを明らかにしてほしかったなあ。小さな狸の置物も、もっと関わってくるかと期待してしまった。すべてを書きつくすばかりが物語ではないとは思うけれど、もう少し書いてほしかった気がした。欲求不満です。

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人物・団体紹介

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柿村将彦

1994(平成6)年、兵庫県生れ。大谷大学文学部卒業。2017年『隣のずこずこ』(「権三郎狸の話」改題)で日本ファンタジーノベル大賞2017を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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