平成のヒット曲 新潮新書

柴那典

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106109294
ISBN 10 : 4106109298
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
追加情報
:
303p;18

内容詳細

平成とは、どんな時代だったのか―。「川の流れのように」から「Lemon」まで、各年を象徴する30のヒット曲から時代の実像に迫る。ミリオンセラー連発の90年代、音楽産業が大きく変化した00年代、新たな流行の法則が生まれた10年代…。小室哲哉からミスチル、宇多田ヒカル、SMAP、星野源まで、いかにしてヒット曲は生まれ、それは社会に何をもたらしたのか。ヒットの構造を分析し、その未来をも占う画期的評論。

目次 : 第1部 ミリオンセラーの時代―1989(平成元)年〜1998(平成10)年(昭和の幕を閉じた曲―1989(平成元)年の「川の流れのように」(美空ひばり)/ さくらももこが受け継いだバトン―1990(平成2)年の「おどるポンポコリン」(B.B.クィーンズ)/ 月9とミリオンセラー―1991(平成3)年の「ラブ・ストーリーは突然に」(小田和正) ほか)/ 第2部 スタンダードソングの時代―1999(平成11)年〜2008(平成20)年(台風の目としての孤独―1999(平成11)年の「First Love」(宇多田ヒカル)/ 失われた時代へのレクイエム―2000(平成12)年の「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)/ 21世紀はこうして始まった―2001(平成13)年の「小さな恋のうた」(MONGOL800) ほか)/ 第3部 ソーシャルの時代―2009(平成21)年〜2019(平成31)年(国民的アイドルグループの2つの謎―2009(平成21)年の「Believe」(嵐)/ ヒットの実感とは何か―2010(平成22)年の「ありがとう」(いきものがかり)/ 震災とソーシャルメディアが変えたもの―2011(平成23)年の「ボーン・ディス・ウェイ」(レディー・ガガ) ほか)

【著者紹介】
柴那典 : 1976(昭和51)年神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きみたけ さん

    懐かしい曲が次々と紹介されていて楽しく読めました。著者は音楽ジャーナリストの柴那典氏。平成各年を象徴する30のヒット曲をピックアップし、ヒットの構造を分析しながら「平成」の実像に迫った画期的な一冊。平成の後半にはインターネットの普及と配信の登場によって音楽業界の風向きが大きく変わり、CDの時代はシュリンクし代わりにストリーミングサービスが主流となると「ヒット曲」の概念も変化していきます。2007年のポリリズム、2012年の千本桜あたりですね。2000年のTSUNAMIは今でもカラオケの十八番です🎤

  • のぶのぶ さん

     よく知った曲ばかりですが、背景やその時の音楽状況を知ると違って見えてくる。「ハナミズキ」は、9.11が背景にあることを知り、歌詞を見直してみる。決して結婚ソングではない。ヒット曲、多くの人が知っている、歌い継ぐ曲は、歌詞が良いことがよくわかる。多くの人に共感を得たり、勇気を与えたり、社会的なメッセージがあったり、業界を変えたりする力がある楽曲。いまだに、CDを買うことにしている自分。サブスクも上手に活用して生きたい。この手の本は、読んでいて楽しい。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    平成という時代を彩った名曲を毎年1曲取り上げつつ、日本のJ・POPの移り変わりを考察する本書。これはもう私にとっては宝物です!イカ天から始まってあっという間に収束したバンドブーム、ビーイング系、小室ファミリー、ビジュアルバンドブーム。好きで聴いていたかは別として、この辺りまではなんとか流行についていけていたのだが、就職して、結婚して、子供が産まれて、仕事に翻弄されて…。いつの間にか音楽からは離れてしまったけれど、平成ってなんか激動の時代だったなあぁ。hideのピンクスパイダーの歌詞の話は鳥肌ものでした。

  • しゅん さん

    平成がどう終わったかについての本であり、平成を終わらせるための本。森高千里も小沢健二も奥田民生も安室奈美恵もPerfumeも嵐も、時代を象徴する曲が平成の終わりにどのような意味を持ったかという視点から描かれている。つまり、ノスタルジーを切り離すために書かれた本だということ。『ラブストーリーは突然に』について、三連符の多用という楽理的描写とドラマとのタイアップという社会的描写を重ねて、ドラマと同期する効果が音楽的に表れていると書いた箇所は見事な分析だったし、納得が強かった。

  • anken99 さん

    平成30年。その1年ごとの国内ヒットチャートを語り尽くす、まさに現代ヒット曲史か。それぞれの1年に特徴があり、それぞれで出てくる曲を思い出すと、そのときの自分を懐かしめるような感覚があった。それにしてもオリコンチャートが意味をなさなくなり、CDは配信へと移り変わった。それにともなって「ヒットする曲」の性格も変わったのだと、あらためて納得することができた。平成の30年は自分が学生から40代後半へとドンズバで過ごした時代なので、とても面白く読めた。

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柴那典

音楽ジャーナリスト。1976年神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト。京都大学総合人間学部を卒業、ロッキング・オン社を経て独立。音楽を中心にカルチャーやビジネス分野のインタビューや執筆を手がけ、テレビやラジオへのレギュラー出演など幅広く活動する

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