MONKEY Vol.17 哲学へ

柴田元幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784884184230
ISBN 10 : 4884184238
フォーマット
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
190p;26

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くまさん さん

     特集「哲学へ」の「へ」に惹かれる。まだ哲学にはたどり着かないと編者の柴田さんは謙遜するけれども、そこには近代の理性を包み込むような、哲学を絶対化しない寛大な明晰さを感じる。心が洗われる工藤直子さんの「てつがくのライオン」の新作やJ・ルービン編の日本文学短編集の村上春樹さんによる明瞭な序文も輝きを放っている。そしてやはりフロイトは偉大だ。岸田秀さんとブライアン・エヴンソンの語りは、自分の過去と向き合うことが膨大な労力を要し、またその度合いに応じて自己変革をもたらすことを教えてくれる。稀有な季刊誌だと思う。

  • 阿部義彦 さん

    翻訳者の柴田元幸さんが責任編集している雑誌です、前々から気になってはいましたが今回は「哲学」がテーマで目次をみたら私も影響を受けた岸田秀さんが出ていたので買いました。この雑誌初読みです。柴田元幸さんも影響をうけた岸田唯幻論にたいしてご本人に疑問をぶつけています。岸田秀さんの翻訳したフロイトも読み応えがあります。レイモンド・カーヴァーの小説に朱を入れて別の作品にして出版していたとされる編集者ゴードン・リッシュに関する読み物が面白かったです。他にも読みどころの多い刺激的な雑誌です。村上春樹さんも書いてます。

  • tokko さん

    岸田さんの論考とフロイトの翻訳はいいですね。思わず「そう考えればよかったんだ!」と膝を打ちたくなります。そして岸田さんの本を読みたくなりました。それからジェイ・ルービンのアンソロジーも気になります。刊行されたら読みたいです。そこから新たなおもしろい小説を発掘して、さらに他の本を読んでみたくなって…。雑誌って芋づる式に読みたい本が増えるので楽しい反面ちょっと怖い(笑)

  • kazi さん

    柴田元幸責任編集って事でずって気になってました。期待以上の内容。今度は定期購読しちゃおう。それにしても哲学なんて本当にわからんな。私がフロイトを読むことは一生涯なさそうです。本誌ではレイモンドカーヴァーに関して書いた文章が面白かった。「愛について語るとき〜」読み返さねば。

  • 我がネコ さん

    哲学へ。と重々しいテーマに怯みながらも。柴田氏のまえがきを読み、一呼吸を入れる。「哲学とは論理的な解釈の煩雑さを放棄しないこと」と自分なりに解釈して読み始める。フロイト。快感原則と現実原則、神経症と精神病の見分け方。岸田氏の肉付けで分かりやすくなっている。すべてはフロイトが言っているというのを認識。そしてブライアン・エヴンソン。レイモンド・カーヴァーの作品との出会いを自分の人生に肉薄した形で語られている。圧巻。思った以上に長くて、「ああ、良い話聞いたな」ってところから、3倍以上の文章量がある。満足。

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