昨日のように遠い日 少女少年小説選

柴田元幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163275208
ISBN 10 : 4163275207
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
20cm,233p

内容詳細

レベッカ・ブラウンの“少女”、ユアグローの“少年”、デ・ラ・メアの古典的名作「謎」の子どもたち…。怖るべき子どもたちが勢揃い。世界中、あらゆる時代、国から選りすぐったユニークな名作・逸品15篇を収録。

【著者紹介】
柴田元幸 : 1954年、東京生まれ。東京大学文学部教授。現代アメリカ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「大洋」の家族のあり方があるあるで頷くばかり。「灯台」の帰らない子供時代と大人になってしまった自分との対比が時が止まった老いた灯台守りとの会話で明かされるのにほろ苦さを感じます。「トルボチュキン教授」はゴーゴリの「鼻」めいた騒動に最後の締めにクスリ。「猫と鼠」が好き。「修道者」は受け入れられるようになった子供達に微笑ましくなりますし、「パン」は『体温』のような短いのに濃厚な内考世界。一方で「島」の変わらないと思っていた何気ない日常が壊れてしまった事の痛ましさが子供目線なだけにヒシヒシと迫るのが遣る瀬無い

  • kariya さん

    タイトル、装丁、そしてコンセプトとで3点先取の観のある(笑)海外小説アンソロジー。活字も大きめで、収録作も基本は短編なのに、1作1作を味わいつつゆっくり読んでしまうので、意外と読書時間を要してしまうような。中でも、女子校残酷物語レベッカ・ブラウンの「パン」が印象的。自分が少女や少年だった日を思わせる、和みとかほのぼの系の話ではなく、どこか歪で理屈に合わない悪夢的な世界が多いけれど、考えてみれば子供の頃、世界はそのように見えていたかも。

  • tomi さん

    柴田元幸氏の訳書を中心に編まれた「少女少年」小説のアンソロジー。児童書かと思いきや、柴田氏の編集だけあって一筋縄でいかない作品ばかり。5作収録のダニイル・ハルムスは統制下のソ連で捕えられて獄死した作家だという。ナンセンスな作風で面白く他の作品も読んでみたくなった。他にヴィヴァンテの「灯台」、「トムとジェリー」(と思われる)を文学的に描写していてユニークなミルハウザー「猫と鼠」が好み。レベッカ・ブラウンは難しい。

  • tomo*tin さん

    まるで高級デザート・アソートメントのような短編集。色んな味を少しずつ。けれど分量に不足感は無い絶妙な柴田セレクト。自らでは決して選ばないような作家の物語まで味わえるのが、こういった本の醍醐味だと思う。個人的には、やっぱりレベッカ・ブラウンの「パン」の放つ匂いがとても良く、マリリン・マクラフリンの「修道者」の美しさにぐらぐらし、バリー・ユアグローの「大洋」とウォルター・デ・ラ・メアの「謎」の持つ空気に呑み込まれた。いつかの日々は遠いからこそ煌めいて見え、戻れないからこそ味わうことができるのかもしれない。

  • やまぶどう さん

    社会復帰(?)第一作はこのアンソロジー。「少女少年小説選」は少女少年のための本ではなく、少女少年のある局面をリアルに描いた作品群だった。懐かしい映像がくっきりと目に浮かぶ詳細な描写のミルハウザー、女子の心理にぐいぐい迫るレベッカ・ブラウン、記憶を共有できない不確実さが悲しい「ホルボーン亭」などなど、どれもこれもよかった。このアンソロジーを読み、私も昨日のように遠い日に思いを馳せる。

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