ハイドラの告白 メディアワークス文庫

柴村仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784048684651
ISBN 10 : 4048684655
フォーマット
発行年月
2010年03月
日本
追加情報
:
15cm,289p

商品説明

この本を読むと、恋をするのが怖くなる――
だけど、恋をしたくなった

絶望的な恋をしているのかもしれない。そのことにとっくに気づいてたけど、気づかないふりをしていたのかもしれない。私がやってること、全部、無駄な足掻きなのかもしれない――それでも私は、あなたが欲しい。

美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。 しかし、そこにいたのは同じ美大に通う“噂の”由良だった。彼もまた布施正道に会いに来たというが……。
『プシュケの涙』に続く、不器用な人たちの不恰好な恋の物語。

内容詳細

美大生の春川は、気鋭のアーティスト・布施正道を追って、寂れた海辺の町を訪れた。しかし、そこにいたのは同じ美大に通う“噂の”由良だった。彼もまた布施正道に会いに来たというが…。『プシュケの涙』に続く、不器用な人たちの不恰好な恋の物語。

【著者紹介】
柴村仁 : 第10回電撃小説大賞“金賞”を受賞。2004年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    「後半」の始まりにびっくり。全体の3/4が終わっているのに、「1」と章番号が打たれ……。つまり長い長い前半部は、ラストのためのプロローグ、らしい。だけど、ここからは恋愛小説となっているので、「意外な真相」はすでに終わっている。だからこの作品はどんなジャンルなのか迷いに迷う。「前半」がやっぱりミステリかな。少しずつ真相が明かされていくタイプと感じた。

  • ❁かな❁ さん

    前作の『プシュケの涙』の世界観が好きでとても切なかったので三部作のうちの二作目のこちらの作品も読んでみました!今回も見事にやられてしまいました〜☆由良くん、本当に只者ではないです!由良兄弟いいです♪前作と同様、前半と後半では感じが変わります。Aの想いはとても切ないですね。みんな常軌を逸した感じなのでAの最後の方の言葉も意味深に感じて何だが怖かったです^^;彼方が出てくるといつも吉野も一緒に頭に浮かぶのでその度にとても切なくなりました(/ _ ; )続きが気になるので『セイジャの式日』も読もうと思います♪

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    かつて蝶を夢見て一緒に墜ちていった人がいた。彼らは願った所へ行けたのかな。宛。と、彼方。ここ。と、どこか。雨の圧で押し潰されそうなブルーの世界は、音の届かない深い海の底の様。傘の内側は静寂の世界。大丈夫、と君は泣いているのかな。君の還る場所は『ここ』だよ。長く記憶にとどまることも空にとどまることも許されなかった海蛇。空を追い落とされて、次の目的地は何処。どんな場所私は後ろをついて行くよ。落ちぶれた君でも私は愛してあげるよ。どんな告白でも受け止めて、余さず愛して上げる。だから、こっちを向いて。一緒に歩いてよ

  • ☆ゆう☆ さん

    「プシュケの涙」の続きもの。由良彼方と由良宛の物語。由良兄弟はとても不思議だけど、それがまた魅力的でついつい夢中になってしまう。前作もこんな気分で読んでいたことを思い出した。宛と布施正道、ハルと布施正道の関係、スペードのクイーンに込められた真実。前作の内容をしっかりと覚えておらず前作から繋がっている伏線に気付けなかったのが悔やまれる。後半Aの話のほうがしっくりきた。一途な恋。一見、報われない一方通行な恋に思われがちだけど、全然そんなことはない気がする。多くを語らない宛だけど、その分態度で示してくれるはず。

  • Rui さん

    全体的に薄暗くどんよりした天気の中ストーリーが展開するイメージ。春くんと由良のかけ合いも好きなんだけど、おませな“ねう”との別れのシーンが素敵。二人とも好きなんだけど、この関係は思い出としてここで閉じられるのが一番ベストに綺麗かなぁなんて意地悪なことを思ったり。Aちゃんの話が好き!可愛くて汚くてずる賢くて愚かで冷静で情熱的な、懸命に恋する女の子。共感したり、一緒にあーちゃんにきゅんとしたり。本人としては【Aちゃん】の読みはもしかして「えーちゃん」じゃなくて「あーちゃん」なのかな。本名が分からないのもいい。

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柴村仁

第10回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞し、受賞作の『我が家のお稲荷さま。』(電撃文庫)でデビュー

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